Laravelを導入して開発を行うことになったので、せっかくのこの機会にLaravel導入の流れを簡単に紹介しておきます。
Laravelインストールまでの簡単な流れ
- composerをインストール。 (https://qiita.com/Naoki206/items/8a93c6788eb10d53e7dd)
- composerを使ってLaravelをインストール。
composerとは?
wikiさんによると、
PHPプログラミング言語向けのソフトウェアおよび必要なライブラリの依存関係を管理する標準形式を提供するアプリケーションレベルのパッケージ管理システム
らしいですが、まあ難しいのでわかりやすく説明すると。
例えば、あなたが開発しているプロジェクトがあるとします。
そのプロジェクトにはAというパッケージが必要で、そのAには、Bというライブラリ、またBにはCというライブラリが必要になるとします、
このような状態はライブラリ(パッケージ)が、他のライブラリに依存しているといえ、その際に、このライブラリ(パッケージ)達のひとつひとつの依存関係を自力で埋めていくのは大変です。
composerはこんな時、プロジェクトAをインストールするだけでAが必要とするライブラリ(パッケージ)を自動的に全てインストールしてくれるという優れものです。
今回はこのcomposerを使ってLaravelをインストールしていきたいと思います。
composerをインストール
まずコマンドで、下記のコードを実行し、composerをインストールします。
curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
次に、composerがどの位置からも呼び出せるように、composerの位置を下記のコードを実行し、移動させます。
mv composer.phar /usr/local/bin/composer
composer -v
上記のコマンドを実行し、以下のようなアスキーアートが表示されると無事インストールが完了していることを確認できます。
______
/ ____/___ ____ ___ ____ ____ ________ _____
/ / / __ \/ __ `__ \/ __ \/ __ \/ ___/ _ \/ ___/
/ /___/ /_/ / / / / / / /_/ / /_/ (__ ) __/ /
\____/\____/_/ /_/ /_/ .___/\____/____/\___/_/
/_/
Composer version 1.0-dev
Laravelをインストール
プロジェクトを生成したいディレクトリ下に移動し、
先程インストールしたcomposerを使って、以下のコードを実行することでLaravelをインストールします。(プロジェクト名の部分に任意の名前を入力)
composer create-project laravel/laravel プロジェクト名
尚、バージョンを指定したい場合は、下記のようにコードを実行。
("バージョンナンバー"の部分に指定したいバージョンの番号を入力)
composer create-project "laravel/laravel=5.5.*" プロジェクト名
*このインストールには5分ほど時間がかかります。
ローカル環境のブラウザで表示
ローカル環境のブラウザに表示する場合、まず以下のコードを実行し、サーバーを起動させる必要があります。
php -S localhost:8000 -t public
そして、ブラウザを起動し、localhost:8000にアクセスします。
ブラウザ上に大きく『Laravel』の文字が表示されると無事インストールが完了できているのを確認できます。
VPSサーバーから表示(パーミションの変更)
VPSなどの本番環境から表示させる場合は、パーミッションの設定をしないといけません。
以下のコードを実行し、2つファイルをSSHやFTPソフトなどでそれぞれ”読み込み・書き込み”ができるように設定しましょう。
# storageのパーミッションを変更
chmod -R 777 storage
# bootstrap/cacheのパーミッションを変更
chmod -R 777 bootstrap/cache
そして、以下のURLをブラウザに貼り付ける
http:// ホスト名/プロジェクト名/public
こちらもブラウザ上に大きく『Laravel』の文字が表示されると無事インストールが完了しているのを確認できます。