きっかけ
こんなツイートがあった。
こちらが製作ページ
http://www.e-basteln.de/computing/papertape/building/
大変面白そうだし、この令和に穿孔紙テープを持って『これは!』「博士!!」とか科学者ゴッコが出来るなんて最高じゃないか!ということで製作してみた。
データはこちら(ソース/基板データ/スペーサdxf)
https://github.com/NaohiroIIDA/tapeTest1
これはなに?
このデバイスは過去のコンピュータが使っていた記憶媒体、穿孔テープを現在のPCで読み込むことができます。
どうやって動くの?
内部にはLEDとセンサーであるフォトTrが9個並べられています。それぞれ紙テープに開けられた穴(8bit + タイミング)を読み取ることができます。
どんな機能があるの?
テストファームには以下の機能を用意しました。それぞれジャンパで切り替えます。
ノーマルモード(ジャンパなし)
読み取ったデータをそのままシリアルに出力します。
Hello_World! 123456789 nekotorobot.com
モニタモード(ジャンパ1セット)
読み取ったデータをビット、16進、アスキーキャラで表示します。
01001000 48 72 H
01100101 65 101 e
01101100 6C 108 l
01101100 6C 108 l
01101111 6F 111 o
01011111 5F 95 _
01010111 57 87 W
01101111 6F 111 o
01110010 72 114 r
01101100 6C 108 l
01100100 64 100 d
00100001 21 33 !
バイナリモード(ジャンパ2セット)
読み取ったデータをバイナリ数値として出力します。
64
21
20
31
32
33
34
35
MIDI モード(ジャンパ3セット)
読み取ったデータをMIDIメッセージ(ノートON・OFF)で出力します。
https://twitter.com/dannymodules/status/1519743244627705856
Serial1 Tx出力
TTLレベルで読み取ったデータを出力しています。外部と繋ぐ場合に使用できます。
ptap2dxfを使った穿孔テープの作成
https://github.com/1944GPW/ptap2dxf
このソフトを使うと、データからDXFファイルを作成することが出来ます。このファイルをレーザーカッターやカットシートプリンタ経由で出力すると、穿孔テープを再現することが出来ます。(本当は穿孔マシンが欲しい)