簡易TCPサーバを使ったポートへの疎通

HPCクラスターのシステム構築時、スレーブノードから特殊なアプリケーションのライセンスサーバのTCPポートなどにて対してネットワーク疎通のテストを行いたいときがある。その際にアプリケーションのライセンスサーバがまだ導入されておらずポートに対してとりあえず仮テストしたい場合に、ncコマンドを使用して簡易的なTCPサーバを立ち上げ、そのポートに対して疎通テストを行うことができる。

■TCP簡易サーバの実行

TCPサーバ(例 port:12443)を立ち上げ複数ノードに対してリッスンする。

$ nc -klnv 12443

■スレーブノード(クライアント)からの疎通テスト実行

サーバIP(例:192.168.10.10)に対して疎通確認したいTCPポート(例:12443)に問い合わせてみる。

$ nc 192.168.10.10 12443

Hello  #文字入力してみる

■結果 TCP簡易サーバ側表示

$ nc -klnv 12443
Listening on 0.0.0.0 12443
Connection received on 192.168.10.5 50121

Hello #スレーブノードから文字が送信された。

スレーブノードからサーバのTCPポートに対して疎通が確認できた。
テストを終了するにはサーバ側のコンソールでCTRL+Cを入力する。