はじめに
引継ぎや途中参入する場合、ソースコードの解読をすることになる。
その方法論のメモである。
ソース以外の情報を集める
何をするプログラムなのかを依頼者に聞く。
関係者を調べて、ざっくり情報を集める。
資料の有無と所在を確認する。
全ての資料をざっくりは目を通す。
退職者の引継ぎであり残されたPCがある場合は、中身を調査する。
情報の時系列には注意すること。
ソースの保全
元のソースファイル一式をコピーしてZipにする。
バージョン管理されていない場合は適用する。(GitやSVN)
差分チェックやRevertを酷使しよう。
とにかく、いつでも最初の状態に戻せるようにしておくこと。
ソース解析の第一歩
ソースファイルの行数をExcelなどにまとめる。
エントリポイントを見つける
何らかの区分で信用点数をつけて推測していく。
モチベーションを保つためにも、記録やメモをつけること。
ソースをビルドしてデバッグできるようにする。
ビルドが通らない場合は、関連ライブラリやファイルが足りないか、ビルド環境が違うことが考えられる。
ビルドができてエントリポイントを通れば、問題の半分以上は解決している。
エラーメッセージは読んで調べること。
地道に作業を繰り返し
変更したり、リファクタリングをして理解を深めていく。
ログ機構が組み込まれている場合は利用して片っ端から出力して確認する。
ログ機構がない場合は組み込むことを検討する。