Linux標準教科書 第3章【基本的なコマンド】についてまとめ

記事を書くにあたって

こんにちは。初めての投稿になります。web系エンジニアとして、転職を目指し独学中のIT初学者です。Linuxについて学習中ですので、自分なりに理解したことやわかったことをまとめていこうと思います。間違い等もあるかもしれないので、もしよかったらご指摘いただけると幸いです。

ファイルとディレクトリ

ファイル・・・word、Excel、textなどのファイルのこと
ディレクトリ・・・私が普段使う呼び方だとフォルダのこと。ファイルを種類ごとに区別する際に有効！！

ファイルやディレクトリを参照するコマンド(ls)

書式

【 ls [オプション] [ファイル] 】

具体的な使用例

$ ls ・・・現在のディレクトリの「ファイル」と「ディレクトリ」を全て表示する。
$ ls /etc/ ・・・etcディレクトリ内の「ファイル」と「ディレクトリ」を全て表示する。
$ ls *.conf・・・語尾に「.conf」がつく「ファイル」と「ディレクトリ」を全て表示する。
$ ls ???.conf・・・「3文字」＋「.conf」の「ファイル」と「ディレクトリ」を全て表示する。
$ ls -l・・・詳細な情報が出る。
$ ls -a・・・ドットで始まる「隠しファイル」も含めて全て表示される。
$ ls -t・・・更新時刻が新しい順に表示する。

ファイルのコピー(cp)

書式

【 ls [オプション] コピー元 コピー先 】

具体的な使用例

$ cp /etc/hosts ~・・・「etcディレクトリ」の「hosts」を「~」にコピーする。
$ cp /etc/hosts ~ /hosts.newname・・・「etcディレクトリ」の「hosts」を「~」に「hosts.newname」という名前でコピーする。
$ cp -p hosts.newname hosts.sametime・・・「host.newname」を「hosts.sametime」という名前で「現在のディレクトリ」に「作成日時を維持したまま」コピーする。

ディレクトリのコピー

$ cp -r olddir/ newdir/・・・「newdir」の中に「olddir」を作成。ディレクトリのコピーを行う際には「-r」のオプションが必須。

ファイルの移動(mv)　※名前の変更も可能

ファイルやディレクトリの移動

【 mv (ファイルorディレクトリ) (存在するディレクトリ) 】
$ mv hosts.renew test/・・・ファイルの「hosts.renew」を「testディレクトリ」に移動
$ mv directory1 directory2・・・「directory1ディレクトリ」を「directory2ディレクトリ」に移動

ファイル名、ディレクトリ名の変更

【 mv (ファイルorディレクトリ) (存在しないディレクトリ) 】
$ mv hosts.A hosts.B・・・ファイル名「hosts.A」を「hosts.B」に変更
$ mv directoryA directoryB・・・ディレクトリ名「directoryA」を「directoryB」に変更

ファイルの消去(rm)

書式

【 rm ファイル名 】

具体的な使用例

$ rm hosts.sametime・・・ファイル「host.sametime」の消去
$ rm -r test・・・「testディレクトリ」の消去
※ディレクトリ内の「ファイル」および「ディレクトリ」も全て消去される。

ディレクトリの操作 (pwd,cd,mkdir)

$ pwd・・・現在のディレクトリの表示
$ cd /user・・・「userディレクトリ」に移動する。
$ cd・・・「ホームディレクトリ」に移動する。
$ mkdir dir1・・・「dir1ディレクトリ」を作成する。
$ mkdir -p dir1/dir2/dir3・・・「dir1」を作り、「dir1」の中に「dir2」を作る。そして、「dir2」の中に「dir3」を作成する。

ディレクトリの消去(rmdir)

$ rmdir dir1・・・「dir1」を消去する。
※注意：「dir1」の中が空でないと消去できない。
$ rm -r directory/・・・「directoryディレクトリ」を、中の「ファイル」や「ディレクトリ」を含めて全て消去する。

ファイルの検索(find)

書式

【 find パス -name ファイル名 】

具体的な使用例

$ find /etc/ -name hosts・・・「/etc配下」にある「hosts」という名前のファイルを全て表示する。

章末テスト (正しいかどうかはわかりません)

(1) ファイルやディレクトリを参照するコマンドを記述しなさい。
【 ls [オプション] [ファイル] 】

(2) /media/cdrom/の中身を最新更新日順に並べて表示するコマンドを選びなさい。

1. ls -lf /media/cdrom/
2. ls -la /media/cdrom/
3. ls -lt /media/cdrom/
4. ls -l /media/cdrom/
   →3. ls -lt /media/cdrom/

(3) 今いるパスを表示するコマンドを記述しなさい。
$ pwd

(4) /home/userフォルダにあるtestというファイルを/root/backupフォルダに移動します。空欄にあてはまるコマンドを書きなさい。
( ) /home/user/test /root/backup
( ) /root/backup
→( mv ) /home/user/test /root/backup
→( ls ) /root/backup

(5) パス/etc の中のファイルで、ファイル名の一部に「resolv」という文字列が含まれるファイルを検索するコマンドを記述しなさい。
$ find /etc/ -name resolv