KusanagiでWordpressでブログをやりつつ、Cakephp2.9系/Nginx/CentOS7系/PHP7系/kusanagi/さくらのVPSの環境でwebサービスを運営しています。
今回、IPv6に対応してみました。
対応手順
https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/115000065981-IPv6%E6%9C%89%E5%8A%B9%E5%8C%96%E6%89%8B%E9%A0%86-CentOS7-
https://qiita.com/moutend/items/a14afc83f256af8543aa
このあたりを見ればやれます。
あとはネームサーバーにAAAAレコードを登録するくらいです。
cakephpの環境構築に比べればだいぶ簡単です。
ハマった所
Wordpressをアクセスするためのnginxのコンフィグファイル(/etc/nginx/conf.d/にあるやつ)のうち、Wordpress管理画面のアクセスフィルタリングがIPv6に非対応だった。
allow 0.0.0.0/0;
が入っている場合は
allow ::/0;
を入力してください。
入っていない時はアクセスするIPv6アドレスを書いてください。
基本的には、アクセスするIPv6アドレス決まっているなら後者の方が良いかと...
アクセスへの影響は?
前週のGoogleanalyticsのアクセス数と見比べていますが、今のところはなさそうです。(前週よりアクセス総計は増えているため)
個人的にはIPv6とIPv4のアクセス比率がどんなもんなのかも気になりますが。。。
なんで対応したの?
いわゆるNTTがやっているフレッツ光や光コラボレーションモデル(ビッグローブひかりとかドコモ光とかソフトバンク光)ではIPv4という道路とIPv6という道路の2つが用意されています。しかし、NTT側の事情(http://www.denet.ad.jp/technology/2018/03/ntt-flets.html)
により、IPv4の道路は混雑しており、IPv6の道路は空いている状況です。「IPoE対応のルーターを入れて、対応するプロバイダIPoEオプションについての契約をすれば」、IPv4のみの対応でも快適に見ることができますが、敷居が高いため、「プロバイダや回線がIPv6に対応さえしてれば」快適に見ることが出来るようにサーバの設定を変えたつもりです。
意味あれば良いんですが...
最近はスマートフォンもIPv6経由でのアクセスができるようになってきているようです。