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【ServiceNow】物理削除履歴の残し方と削除データの復元方法

Last updated at Posted at 2023-05-01

本記事では、以下の3つについてご紹介します。
・物理削除の履歴を残すための設定
・削除履歴の確認方法
・削除データの復元方法

物理削除の履歴を残すための設定

Audit の有効化
 1.フィルターナビゲーターで All > System Definition > Dictionary と検索します。
 2.以下の条件のレコードを開きます。
   Table=履歴を残したいテーブル(例として、sys_user_group を設定します。)
   Column name=空白
   Type=Collection
image.png
 3.Audit チェックボックスをオンにし、レコードを更新します。
image.png
image.png

以上で、物理削除の履歴を残すための設定は完了です。

削除履歴の確認方法

該当のテーブルでレコードの削除をしたとします。
image.png
image.png

 1.sys_audit_delete テーブルを確認すると、レコードが追加されています。
   ※フィルターナビゲーターで「sys_audit_delete.list」と検索します。
image.png
 2.レコードを開くと、削除した内容を確認することができます。
image.png

削除データの復元方法

一度物理削除したデータを復元するには、以下の操作を行います。

ただし、以下に注意してください。
※1 単一テーブルのレコードの delete をもとに戻すだけのため、カスケードされているテーブルのレコードや他テーブルとのリレーションは元には戻りません。
※2 sys_audit_delete テーブルで検索に使える要素が少ないため、対象レコードが特定できない可能性もあります。少しでも不安を感じたら、元に戻さず、手動でデータを作成しなおすことを推奨します。

今回は、前章の「削除履歴の確認方法」で削除したデータを復元させます。

1.sys_audit_delete テーブルを開きます。

2.削除してしまったレコードを検索して特定します。
image.png
3.レコードを開き、「レコードの削除の取り消し」ボタンをクリックします。
image.png
4.sys_audit_delete テーブルからレコードが無くなり、データが復元されています。
<sys_audit_delete テーブル>
image.png
<データが元々登録されていたテーブル>
image.png

以上で、削除データの復元は完了です。

おわりに

今回は物理削除の履歴の残し方、削除データの復元方法について紹介させていただきました。

レコードの更新履歴だけでなく、削除履歴も見たい!という場合は是非試してください。
また、システムの開発において、基本的には論理削除で対応することが多いかと思いますが、誤ってデータを削除してしまう可能性が無いとは言い切れないので、是非ご活用ください。

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