ServiceNow ベストプラクティスでは更新セットを用いて Production 環境へ移送することになります。
通常更新セットに含めるためには更新セットピッカーを指定するだけで OK です。
ただ、一部の機能は更新セットに含めるうえで特殊な手順を行う必要があります。
ダッシュボードを作成する際、元となるレポートは自動で更新セットに格納されますが、ダッシュボードは格納されません。
そのため、ダッシュボードは本番環境で作成することになってしまいますが、手動で更新セットに格納してしまえば、レポートと一緒に本番環境に移送することが可能です。
本記事では、ダッシュボードのデータを更新セットに格納する方法をご紹介します。
操作方法
2.ダッシュボードを開き、ハンバーガーメニューから「Launch Dependency Assessment」をクリックします。
(「Dashboard Properties」でも良いです。その場合、4の画面に遷移します。)
3.iマークのボタンから、「Open Record」をクリックします。
4.ハンバーガーメニューから「Unload Dashboard」をクリックします。
更新セットへの格納が完了すると、その旨が青いバーで表示されます。
以上で、更新セットへの格納は完了です。
補足
更新セットに自動で格納されるデータとされないデータの一覧は以下です。
(参考:Tokyo バージョン CSA のテキスト)
おわりに
本記事では、ダッシュボードのデータを更新セットに手動で格納する方法についてご紹介しました。
ダッシュボードは作成が簡単なので本番環境にリリースした後に作成するのでも十分ですが、開発環境で作成したものをそのままリリースしたい!という場合には、更新セットに入れて持っていくのが楽だと思います。
是非ご活用ください。