本記事では、参照フィールドでの検索方法に関する設定について紹介します。
はじめに
ServiceNowでは、検索ワードの前にアスタリスクを付ける(ワイルドカード)ことで部分一致が可能になりますが、参照フィールドではワイルドカードを使用しなくても部分一致が可能になっています。
このままでも検索自体は問題ありませんが、参照先の情報が多いときなどには大量の検索結果が表示されてしまうため、お客様によっては「前方一致検索と部分一致検索の使い分けができるようにしてほしい!」というご要望があります。
プロパティの設定を変更するだけで、前方一致検索と部分一致検索の使い分けが可能になるので、その設定方法についてご紹介します。
設定方法
1.フィルターナビゲーターに「sys_properties.list」と入力し、Enterキーを押します。
2.Nameで「glide.ui.ref_ac.startswith」を検索します。
3.Valueをfalseからtrueに変更します。
設定は以上です。
動作確認
sys_userテーブルを参照したフィールドで検索をします。
<glide.ui.ref_ac.startswithプロパティの値がfalse>
ワイルドカードを使用してもしなくても、部分一致検索となっています。
<glide.ui.ref_ac.startswithプロパティの値がtrue>
キーワードの前に何もつけない場合、前方一致検索となります。
ワイルドカードを使用したときだけ、部分一致検索となります。
まとめ
本記事では、参照フィールドでの検索方法に関する設定について紹介しました。
プロパティの値を変更するだけで簡単に設定が可能なので、是非試してみてください。
参考情報
参照フィールドでの検索に関するいろいろな設定方法が記載されています。