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ブラウザに表示させるための事前処理(コンパイラ)

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複数の静的ファイルがブラウザに適用されるまでの仕組みをまとめました。
大まかに言うと、
ブラウザでは認識できる言語が決まっており、どんな言語も認識できる言語に翻訳する必要があります。
この翻訳作業をコンパイルといい、コンパイルできないものは事前に処理をする必要があります。この事前処理はプリコンパイルと呼ばれ、細かい機能1つ1つをモジュールという処理のまとまりにし、コンパイルしてブラウザに返すといった流れです。

前提
プログラミング初学者(2ヶ月)が学んだ内容をまとめたものです。
実際の現場では通用しないことや間違った情報がある可能性があります。
お気づきの方はコメントにてご指摘いただければ幸いです。

#ブラウザは認識できる言語が決まっている
ブラウザはHTML,CSS,JavaScript,WebAssemblyという言語のみを認識することができます。
サーバーサイドでどんな記述をしていたとしても、最終的にはこの4つでブラウザに返されています。
これ以外の言語ではブラウザはページを描画することができません。
##開発を便利にする言語
ブラウザでは、上記4つだけを認識してくれますが、開発ではより書きやすく読みやすいように設計されたプログラミング言語があります。
このプログラミング言語を高級言語といいます。
###高級言語
機械よりも人間が理解しやすいように設計されたプログラミング言語
機械が認識しやすい言語は低級言語と呼ばれます。
高級言語の例
CSS:SCSS、SASS
JavaScript:TypeScript、CoffeeScript
##ブラウザが認識できる言語に変換する仕組み
開発に便利な言語をブラウザが認識できるように翻訳する作業をコンパイルといいます。

コンパイル
プログラミング言語を動作する機械が理解できるように翻訳する作業
コンパイルはコンパイラというプログラムによって行われる。
コンパイラで認識できない言語がある場合は予めプリコンパイルしておく必要があります。

プリコンパイル
コンパイラが翻訳できない言語を翻訳できるようにする事前コンパイルのこと
メインとなる処理に対して行う前処理のこと
このプリコンパイルを行うための手法として、アセットパイプラインという仕組みがある。

アセットパイプライン
JavaScriptやCSSなどのアセットと呼ばれる静的ファイルを小さくまとめてくれる機能
アセットパイプラインの処理は、プリコンパイル→連結→圧縮→配置の流れで行われます。
複数の静的ファイルをプリコンパイルして連結したのち、圧縮して軽量化したものをpublicディレクトリに配置して、ブラウザへ渡せるようにします。
プリコンパイルはモジュールバンドラを使って行われます。

モジュールバンドラ
モジュールバンドラはJavaScriptのモジュールの依存関係を考慮しながら管理するツール
モジュールは機能を1つずつ分けて他のファイルから読み込めるようにした処理のまとまりのこと
機能のまとまりをモジュール、この1つ1つの機能が依存関係にある場合にモジュールバンドラはこれらを考慮しながら管理してくれます。
モジュールで管理せず、機能をファイルごとに分割してしまうと、最終的に1つのファイルにまとめるときに不具合が生じるためモジュールパンドラが使われています。

webpack
モジュールバンドラの中で主流なツール
webpackが行うことは大きく4つ
・Entry
依存関係を解決するためにどのファイルを基準(エントリーポイント)とするかを決める。
・Output
エントリーポイントにされ、webpackによってまとめられたファイルをどこへどのような名前で出力(アウトプット)するのか指定する。
・Loaders
JavaScript以外のCSSやHTMLなどのファイルをモジュールに変換する方法を読み込み(ロード)、指定した処理を行う。
・Plugins
圧縮などのファイルをまとめる以外でローダーが実行できないタスクを導入し、拡張(プラグイン)する。

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