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PredictDynamics-of-BlueCarbon-Review

Last updated at Posted at 2023-10-31

問題概要

千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センター主催のAIコンペティション「ブルーカーボン・ダイナミクスを可視化せよ! 〜沖縄県沿岸の水深・水温等の環境条件のデータから、海草藻場の被度を予測しよう!〜」がSIGNATEにて開催された。
上位三位までは賞金と2023年度人工知能全国大会 (JSAI2023)出場、登壇権利が得られる。

結果

研究室メンバーと計4人で参加し、391人投稿中で302位であった。
かなり渋い結果となった理由としては、

  • コンペティション初参加
  • 開催期間の半分の1ヶ月のみでの挑戦
  • 衛星画像のランドマークと入力の解釈が難しい

入出力

訓練データが14140個、テストデータが4039個。
入力

  • 被度文献データ(緯度経度、年月日、気象情報)
  • 海洋環境要因データ
  • 2019年に撮影された衛星センチネル画像テーブルデータ
  • 被度文献データの年月日に最も近い衛星ランドサット画像テーブルデータ
  • 2000からの2020年までの衛星ランドサット画像テーブルデータ

出力

  • 沖縄の指定された地点の藻の被度

評価指標

  • RMSE:平均二乗偏差

データ分析

訓練データとテストデータの分布を確認するため緯度経度で散布図を作成した。
青が訓練データ、赤がテストデータを表す。
image.png

緯度経度による目的変数の分布の偏りを確認するために、ヒートマップを作成した。
目的変数の値が大きいピークの地点が2点ほど存在することがわかる。
image.png

台風が来た年には大きく目的変数が減少することがあると考え、気象庁から台風情報を取得した。
台風の回数を値とした年月でのヒートマップ。
image.png

目的変数の平均値を値とした年月でのヒートマップ。
image.png

訓練データとテストデータに大きな差異がないかを確認するために訓練データか否かのラベルを目的変数としたモデルを作成した。
モデルはLightGBMで作成し、正答率が99.67%と非常に高い結果となった。
しかし、この事実は締め切り一週間前に得られた為、具体的アクションプランが立たないままクローズとなった。

使用したモデル

  • LightGBM
  • 全結合ニューラルネットワーク
  • 最近傍法

以上のモデルから、重み付き平均のアンサンブルを作成した。
また、全結合ニューラルネットワークに入力する値は正規化を施し、
LightGBMには被度文献データm衛星画像のRGB値を
最近傍法には緯度経度、年月を入力した。
提出したモデルは、LBの値を比較しながらアンサンブル比を調整した。
(これが順位を大きく落とす結果となった。単一のモデルであれば49位のモデル。)

工夫した点

コンペティション初参加で手探りが多かったが、形になるものをでき及第点と考えている。
衛星画像データの欠損値の補完についてはチームメンバが作成した。
方法としては、入力対象の衛星画像の欠損値を前後年の値から線形補間を行う。

他参加者から吸収したこと

14位

  • Linear Quiz Blending:アンサンブル方法
    すべて0のLBスコア、複数の予測値-LBスコアペアから適したアンサンブル比を計算できる

3位

  • 地点を均等に学習するようにグループFoldを作成する
  • 欠損の有無を特徴量にする
  • モデルの安定性が着実にスコアを上げるために必要

2位

  • 目的変数の分布からTweedie分布を仮定し評価指標を作成
  • 提供データの値の粒度が均一でないことを考慮した意図的な丸め
  • メッシュごとの上位10%の平均値を特徴量に加える
  • CVとLBの差を確認し、CVを信じる
  • PublicLBとPrivateLBの差が大きい緯度経度の値はを考えすぎない

1位

  • どのような場合に目的変数の値が大きくなるのか想定する
  • 生育しない条件を予測するモデルの為、最も過酷で現実に近そうな最小値を採択する

ソースコード

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