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AVRマイコン ATtiny13aとボタン電池でLチカ

Last updated at Posted at 2021-06-10

はじめに

  • 前からずっと気になってたが、いつも在庫切れだったATtiny13Aをゲットした。
    • Raspberry Pi、Arduino UNO/Nano、ESP8266/32、M5Stackと一通り使い、気になっていたのがこの8ピンの小さいマイコン。
    • 普段Arduinoとして使ってるのは、ATmega(ATmega328とか)で、こっちはちっちゃくて省電力なATtiny。
    • ボタン電池で駆動でき、Arduinoでも開発できると言うことなので、とりあえずLチカまでやってみた。
  • 最終的にこんなにシンプルな構成で回路が組めたので、忘れない内にメモしておく。

IMG_3561D.jpeg

ATtiny13A-PU

IMG_3564.jpeg

  • Atmel社製の1個85円の超安価な8bitマイコン。
    • 電源電圧:1.8~5.5V。
    • GPIO:6個
    • ADC, PWMが使える。
    • 現在、秋月で1個85円
  • CR2032のボタン電池で動かせるので、用途を絞ればかなりコンパクトに作れる。
  • AVRはPICと比較されるみたいだが、PICみたいに専用のライターが無くても、Arduinoをライターにして書き込むことが出来る。
    • (ちなみに、PICはまだ使った事がない。。。)

開発環境

  • MacOSX Catalina
  • Arduino IDE 1.8.15

書き込み環境の構築

  • 最初にArduinoを書込みデバイスにする。
    • 今回はどの家庭にも必ず1つはあるArduino Unoを使用する。

IMG_3562D.jpeg

  • Arduino IDEを起動
    • ボードはArduino Unoを選択。

スクリーンショット 2021-06-09 23.29.22.png

  • スケッチ例 --> 11. ArduinoISP --> ArduinoISPを開いて書き込む。
    • これで手持ちのArduino Unoがライターになった。

スクリーンショット 2021-06-09 23.28.21.png

これでライターの準備は完了。
次はATTiny13のプログラムを用意していく。

ATTiny13用のボード設定

ボードマネージャへの追加

  • 引き続き、Arduino IDEで以下のURLを「追加のボードマネージャのURL」に追加。
    • https://mcudude.github.io/MicroCore/package_MCUdude_MicroCore_index.json
  • ここで注意。
    • 最初、ググって見つけた別のライブラリを使ったところ、古いArduinoでしか使えない物だったらしく、一応書き込めるがdelay();が指定した時間以上の動きだったり、期待通りに動かなかった。
    • こっちのライブラリは素直で特に問題も無く使用できたので、Arduino IDE 1.8.15あたりを使う場合はこちらが良い。

スクリーンショット 2021-06-09 23.17.09.png

  • ツール -> ボード --> ボードマネージャを開き、attinyで検索。
    • MicroCoreが出てくるのでこれをインストールする。

スクリーンショット 2021-06-09 23.20.14.png

  • ツール -> ボード --> MicroCore --> ATtiny13を選択。

スクリーンショット 2021-06-09 23.21.25.png

配線

スクリーンショット 2021-06-09 20.48.32.png

Arduinoとの接続はこんな感じ。

Arduino Uno ATtiny13
5V 8:VCC
GND 4:GND
D10 1:PB5
D11 5:PB0
D12 6:PB1
D13 7:PB2

また、ATtiny13の1,4ピンに10uFのコンデンサを入れておく。

IMG_3563D.jpeg

コード

blink.c
#define PIN 3
#define DTIME 1000
#define DTIME2 100

void setup() {
  pinMode(PIN, OUTPUT);
}

void loop() {
  digitalWrite(PIN, HIGH);
  delay(DTIME);
  digitalWrite(PIN, LOW);
  delay(DTIME);
  digitalWrite(PIN, HIGH);
  delay(DTIME2);
  digitalWrite(PIN, LOW);
  delay(DTIME2);
  digitalWrite(PIN, HIGH);
  delay(DTIME2);
  digitalWrite(PIN, LOW);
  delay(DTIME2);
  digitalWrite(PIN, HIGH);
  delay(DTIME2);
  digitalWrite(PIN, LOW);
  delay(DTIME);
}

書込み

  • ツール --> 書込装置 -> Arduino as ISPを選択。
    • AVR ISPじゃないので注意。
  • 書き込みは1秒前後でサクッと終わる。
    • 自分の場合、3回中、2回は書き込みに失敗するので、何度かリトライする必要がある。
    • もしかしてRESET/GNDに電解コンデンサ挟んでるせいかも?

スクリーンショット 2021-06-09 23.23.01.png

動作確認(Lチカ)

  • PB3/GNDに抵抗とLEDをつないでLチカ。
  • 電源はCR2032を使用。

まとめ

  • 初めて使ったけど、ATtinyお手軽コンパクトでなかなか良い。
    • 用途を限定すれば、ボタン電池で小さいおもちゃが作れちゃう。
    • PWMとかADCとか使えるので、後で試したい。
  • 実はこのATtiny、米粒AVRと呼ばれるATtiny10なんてのがあるらしい。
    • 次回秋月で買い物する時はぜひこれ買っとこう。

参考資料

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