はじめに
- AmazonでRCWL-0516なる安いマイクロ波レーダーセンサー(中国から到着するまで約2週間程かかるが、1個120円くらい)を見つけて購入してみた。
- こいつはドップラー効果を使って動体を検知する。壁を挟んだ動体でも検知できるらしい。
- これに手持ちのボイスレコーダー(ISD-1820)を組み合わせ、動体検出したら何か喋る回路を作ってみた。

RCWL-0516の動作チェック
ピン接続
RCWL-0516 |
Arduino Nano互換機 |
VIN |
5V |
OUT |
D5 |
GND |
GND |
あと、Lチカ用にArduino側のD3/GNDに青色LEDをつないでおく。
コード
int ip = 5;
int val = 0;
int led = 3;
void setup() {
Serial.begin(9600);
pinMode (ip, INPUT);
pinMode (led, OUTPUT);
}
void loop() {
val = digitalRead(ip);
Serial.println(val, DEC);
if(val >0) {
digitalWrite(led, HIGH);
} else {
digitalWrite(led, LOW);
}
delay(100);
}
動作チェック

ボイスレコーダー(ISD-1820)との接続
- 電源に3Vを入れて、赤いボタンを押すと10秒間の録音が可能。
- PLAYEで最後まで1回再生、PLAYLで最初から強制再生。
- これらは物理スイッチでも、ジャンパPINでも可能。
- 単体でここまでできて200円しない。色々と使えそうなので数個まとめ買いしている。

ピン接続
ISD-1820 |
Arduino Nano互換機 |
VCC |
3V |
GND |
GND |
PE |
D6 |
コード
- 動体検知したらD6をHIGHにするCodeを追加。
int ip = 5;
int val = 0;
int led = 3;
int alert = 6;
void setup() {
Serial.begin(9600);
pinMode (ip, INPUT);
pinMode (led, OUTPUT);
pinMode (alert, OUTPUT);
}
void loop() {
val = digitalRead(ip);
Serial.println(val, DEC);
digitalWrite(alert, LOW);
if(val >0) {
digitalWrite(led, HIGH);
digitalWrite(alert, HIGH);
} else {
digitalWrite(led, LOW);
}
delay(100);
}
結合動作
- バッチリ。軽く動いただけでもしっかり検知する。
- 手軽に好きな言葉を録音&再生できるので、オモチャとしては最高。
- 子供に与えたところ、ゲラゲラ笑いながら「だるまさんが転んだ」で遊びだした。(笑
- 安いし、簡単だし、こういうのは結構いいんじゃ無いかな。

あとがき
- センサ、ボイスレコーダ共に電源入れたら信号線のIN/OUTで動くだけなので、これらの組み合わせであれば、別にArduinoをわざわざ使わなくてもこの回路は組める。