はじめに
こんにちは、なじむです。
今週も張り切ってやっていきましょう!AWS Japan さんがまとめている週刊AWSで確認した内容の自分用メモ。
今回は8/23週のアップデートです。
8/23(月)
Happy 15th Birthday Amazon EC2 | AWS News Blog
8/23 は EC2 の誕生日です!今年で 15 歳になりました。
リンクはアップデートの内容ではなく、これまでのサービスの立ち上げから更改の話まで EC2 の歴史が書かれていますので、もし興味がありましたらぜひご覧ください。
Amazon Appflow を使用して SAP アプリケーションから AWS サービスにデータを送信する
Datadog や Salesforce、Google Analytics 等、SaaS から S3 や Redshift にデータを転送することができる Appflow が、SAP アプリケーションからのデータ転送に対応しました。
SAP を使ったことないので、どの程度嬉しいのか、どの程度インアクトがあるのか等が分かりませんでした。
SAP について今後調べていこうと思います。
実際の画面は以下です。SAP のフロー作成も可能になっています。
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:未対応 ※AppFlow 自体に未対応
AWS Database Migration Service がターゲットとして Redis のサポートを開始
AWS に Database のデータを移行するために使用する、AWS Database Migration Service でターゲットエンドポイントに Redis が指定できるようになりました。これにより、データを最小のダウンタイムで Elasticache for Redis や、先日発表された MemoryDB for Redis に移行できるようになりました
そんな需要があるのか分からないのですが、例えば MySQL から Redis へのデータ移行とかも簡単にできるようになっているのだろうか…?
実際の画面は以下です。ターゲットエンドポイントとして、Redisが選択できるようになっています。
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:対応
Amazon EC2 M6i インスタンスをご利用いただけるリージョンが 2 つ増えました
先週のブログで紹介した M6i インスタンスが東京でも利用可能になりました。8/16(月)時点では東京リージョンでは利用できなかったのですが、8/23(月)に利用可能できるようになりました。
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:未対応
8/24(火)
AWS Backup Audit Manager の紹介
EC2 や RDS 等のバックアップを自動で取得、管理してくれる AWS Backup に、バックアップが適切に取得できているかをチェックする AWS Backup Audit Manager の機能が追加になりました。
AWS Backup の画面の左下から設定ができます。
フレームワークを作成すると、各項目をチェックしてくれます。
レポートはバックアップジョブレポート等を作成できるようです。
私の環境はリソースが一つもなく動作を見てもつまらなかったのですが、Classmethod さんがやってみた記事を挙げていたので、ぜひご覧ください。
(参考)[アップデート]AWS BackupでAudit Manager機能が追加されたのでやってみた
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:未対応
8/25(水)
Amazon MSK が容量の可視性の向上のためのメトリクスを追加
Apache Kafka のマネージドサービスである Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK) で、Cloudwatch に CPU やストレージ、ネットワークのリソース使用状況を示す 19 個のメトリクスが追加になりました。
具体的に度のメトリクスが追加になったのか分からないのですが、この辺を調べる方法ってあるのでしょうか…?
ちなみに、Apache Kafka はスケーラビリティに優れた分散メッセージキューで、例えば IoT 機器のセンサデータを高速に中継し、処理サーバへ受け渡すために使用されるオープンソースプラットフォームです。
イメージ図は NTT Data さんの図が分かりやすいかなと思います。
(参考)Apache Kafkaとは
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:未対応 ※MSK自体に未対応
Amazon EC 2 Instance Metadata Service、Amazon Time Sync Service、および Amazon VPC DNS サーバーで IPv6 エンドポイントを使用できるようになりました
EC2 で、IPv6 に対応した以下のエンドポイントが使用できるようになりました。それぞれのエンドポイントも記載します。
サービス | IPv4 エンドポイント | IPv6 エンドポイント |
---|---|---|
Amazon EC 2 Instance Metadata Service | 169.254.169.254 | fd00:ec2::254 |
Amazon Time Sync Service | 169.254.169.123 | fd00:ec2::123 |
Amazon VPC DNS サーバー | 169.254.169.253 | fd00:ec2::253 |
やってみた系のブログは以下が参考になりました。ここまで調べてできるの凄いなと思います。
(参考) EC2 Instance Metadata Service と Amazon Time Sync Service で IPv6 エンドポイントが利用可能になりました
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:対応
8/26(木)
AWS Snowcone が AWS アジアパシフィック (シンガポール) リージョンと AWS アジアパシフィック (東京) リージョンで利用可能になりました
AWS への大量のデータ転送やエッジコンピューティング、エッジストレージの機能を提供する Snow Family の内、Snowcone が東京リージョンで使用可能になりました。
大きさと容量は以下のような感じです。Snowcone のお手軽さが目立ちます。ちなみに、Snowcone をなくすと $2,000 かかるようです($2,000 払えば Snowcone がお手元に!)
項目 | Snowcone | Snowball Edge Storage Optimized | Snowmobile |
---|---|---|---|
画像 * | |||
容量 | 8 TB | 80 TB | 100 PB |
大きさ | お弁当箱くらい | スリムサイズPCを少し小さくした感じ | 大型トラック |
東京リージョン | 対応 | 対応 | 不明 |
大阪リージョン | 未対応 | 未対応 | 不明 |
(出典) AWS Snow ファミリー
実際の画面は以下です。
大阪リージョンは Snowball Edge Compute Optimized は対応してましたが、Snowball Edge Storage Optimized は未対応のようでした。
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:未対応
Amazon Aurora が、PostgreSQL 13 をサポート
MySQL および PostgreSQL 互換のマネージド RDBMS である Aurora で、PostgreSQL 13 が利用できるようになりました。
PostgreSQL 13 では以下の機能が追加になっています。
- B Tree インデックスエントリの重複排除
- パーティションテーブルを使用するクエリのパフォーマンスの向上
- データソートを高速化する増分ソート
- VACUUM コマンドによるインデックスの並列処理
- PostgreSQL データベース内のアクティビティをモニタリングする方法の追加
- 新しいセキュリティ機能などの新しい機能や拡張機能による、改善された機能とパフォーマンス
- bool_plperl のサポート
「そもそも PostgreSQL の RDS とどう違うの?」と疑問に感じた方は以下を参照いただくと分かりやすいかと思います。
(参考) AuroraかRDSどちらを選ぶべきか比較する話をDevelopers.IO 2019 in OSAKAでしました
実際の画面は以下です。Aurora で PostgreSQL 13.3 が利用になっています。
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:対応
AWS Compute Optimizer によって、お客様は、Graviton2 ベースのインスタンスへ移行した場合の影響を把握できるようになりました
EC2 や Lambda のリソース使用状況を分析し、最適なリソースタイプを提案してくれる AWS Compute Optimizer で、Graviton2 ベースのインスタンスへ移行した場合の影響を把握できるようになりました。
Graviton2 は AWS がクラウドで利用するために独自開発した ARM ベースのプロセッサで、M5 や C5、R5 といった他の x86 ベースのインスタンスタイプと比較し、20% のコストダウンと 40% のコストパフォーマンスが向上しています。Graviton2 ベースのインスタンスは M6g や R6g、C6g 等の追加情報が "g" のインスタンスタイプのものが該当します。
なお、比較対象に選択できるのは Windows が Gravitation に対応していないということもあり、Linux インスタンスのみとなっています。
起動しているインスタンスがなく、実際の推奨事項は確認できませんでしたが、以下で設定できます。
実際の画面は Classmethod さんのブログが参考になりますので、ご覧ください。
(参考) [アップデート] AWS Compute Optimizerが東京リージョンに対応しました!
大阪リージョンは Gravitation2 に未対応のため、本機能も未対応です。
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:未対応
8/20(金)
Amazon Virtual Private Cloud (VPC) の利用時、プレフィックスリストのサイズ変更が可能に
IP アドレスの集合を定義し、それをセキュリティグループなどで使用できるプレフィックスリストで以下アップデートがありました。
- 作成後に最大エントリ数を変更できるようになりました
- Resource Access Manager (RAM) を使用して他の AWS アカウントとプレフィックスリストを共有できるようになりました
これまでは作成後にエントリ数を変更することはできず、その範囲を超える場合は再作成が必要でしたが、作成後にも変更できるようになったようです(赤枠の最大エントリが変更可能になった)
※現時点ではマネジメントコンソールからは変更ができず、SDK または AWS CLI での変更が必要な点に注意してください。
やってみた系のブログは Classmethod さんのブログが参考になりますので、興味のある方はご覧ください。
(参考) [アップデート] VPCプレフィックスリストの最大エントリ数が変更可能になりました
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:未対応
CloudWatch ダッシュボード向けカスタムウィジェットを発表
AWS リソースやアプリケーションのモニタリングサービスである Cloudwatch で、ダッシュボードにカスタムウィジェットを作成できるようになりました。カスタムウィジェットでは Lambda を指定できるようになっており、Lambda の結果を表示できるようになっています。Lambda の結果が表示されるので、実質何でも表示することができそうです。
やってみた系のブログは Classmethod さんのブログが参考になりますので、興味のある方はご覧ください。
(参考) [アップデート]CloudWatch dashboardに任意のLambda関数の結果を表示できるcustom widgetsが使えるようになりました
(参考) CloudWatch dashboard custom widgetsのcwdb-actionで実行するLambda関数にパラメーターを渡したいときはどうするの?
- 日本リージョン対応状況
- 東京:対応
- 大阪:対応
感想
今週は DirectConnect の障害で結構大きなニュースになっていましたね。こういうのを経験するとマルチクラウド化って大事じゃない?という気持ちになります。費用対効果が高いかは分かりませんが。