これは、TWELITE CUE & Stickのセットを購入したのですが、サイトが解りにくいのでメモです。
https://mono-wireless.com/jp/products/twelite-cue/index.html
を引用しています。
購入物品
TWELITE CUE & STICK https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-15948/
※CUEに使う電池は別売りです。CR2032が必要。
設定のたびにUSB Stickの内容の書き換えが必要なので、多数扱うなら書き込み治具のTWELITE R2もしくは2セット買った方がよさそう。ここではOTAで確認した説明ですので、もしかしたらTWELITE R2だと違うかもしれません。
設定の書き換えは、StickのOTAで可能ですが、プログラム(App)の書き換えはR2が必要です。(試し程度なら不要ですが、SDKのバージョンと一緒にAppのバージョンも更新されますので書き換えたければ必須)
MonoStick以外の中継器(例えばDIPを利用)を用意するときは、App_Wingsに書き換えるのにR2は必須になります。
TWELITE R2 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-15095/
R2にはUSB-Cケーブルが付属されていません。
Downloadが必要なもの
TWELITE STAGE SDK https://mono-wireless.com/jp/products/stage/index.html (ページの下の方にある。)
設定の変更(OTAの場合)
https://mono-wireless.com/jp/products/twelite-cue/index.html のOTA設定(Over the Air Settings)に書いてある。
1.TWELITE STAGE APPを起動する。
パソコンにダウンロードしたTWELITE STAGE SDKを展開し、MWSTAGEフォルダ内のTWELITE_stageファイルをダブルクリックし、起動する。
1.のMONOSTICKを選択する。
2.MONOSTICKにOTA設定用のアプリを書き込む。
TWELITE STAGE APPのトップメニューから
2: アプリ書換 → 3: TWELITE APPS ビルド&書換 → 2: App_CUE_OTAを選択する。
指示に従って進むと
3.インタラクティブモードで設定値を入力する。
ここではtを10秒に t を押すと数値が入力できるので10を入力。
*がついて値が変わったことがわかる。Sを押さずにそのままOTAを実行(マニュアルの間違い?)
4.OTAの実行
インタラクティブモードのまま、MONOSTICKの近くで、TWELITE CUEの「磁気センサー」に磁石を近づけたり遠ざけたりを5回以上繰り返すとCUEの「LED」とMONOSTICKのLED(赤とオレンジ)が点滅しOTA設定が完了する。
近くでバッテリーを入れてもOTA出来るみたい。
5.MONOSTICKに親機・中継機用アプリ Wingsに書き戻す。
TWELITE STAGE APPのトップメニューから
2: アプリ書換 → 3: TWELITE APPS ビルド&書換 → 9: App_Wings を選択する。
6.インタラクティブモードでMONOSTICKの設定をする。
MONOSTICKの周波数チャネル、アプリケーションID等の変更が必要な場合はTWELITE STAGE APPのトップメニューから 3: インタラクティブモード を選択して値を変更し保存する。
設定の内容
コマンド | 設定項目 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|
a | アプリケーションID | 0x67720102 | 同一の周波数チャネルを複数のグループで使用することが可能です。値は32ビットで設定します。アプリケーションIDは、MonoStick、CUE、中継器(使う場合)を同じ値にする必要があります。 |
i | 論理デバイスID | -- | 子機の論理デバイスIDを設定します。1~100までの値を設定できます。 設定値が "--" の場合は、論理デバイスIDは内部で1に設定されます。 |
c | 周波数チャネルの設定 | 18 | チャネル(11~26)を選択します。省電力動作を優先する観点から、複数チャネルの指定は無効としています。周波数チャンネルは、MonoStick、CUE、中継器(使う場合)を同じ値にする必要があります。 |
x | 送信出力の設定 | 03 | abもしくはbで表現 aは再送回数を設定します。0~9を指定し、0はデフォルトで再送なし、1~9は再送回数に対応します。 bは送信出力を設定します。3が最強で2,1,0と弱くなります。 例:3 -> 再送なし・最強出力(デフォルト、省略時) 42 -> 再送4回・出力は2(1段階弱める) |
b | UARTボーレートの設定 | 38400 | 入力値にかかわらず115200bps固定らしいので、設定には意味がないと思われます。 |
B | UARTパリティの設定 | 8N1 | 入力値にかかわらず8N1で固定らしいので、設定には意味がないと思われます。 |
k | 暗号化鍵の設定 | 0xA5A5A5A5 | 暗号化鍵を入力します。32bitの16進数を設定します。通信グループ内は全て同一の値に設定してください。 |
o | オプションビットの設定 | 0x00000001 | 各種詳細設定ができます。 0x00000001 各中継機または親機宛に送信し、受信した中継機すべての情報が親機に転送され、シリアル出力されます。 この場合、複数の受信パケットを分析する事で一番近くで受信したルータを特定することができます。 0x00000040 OTAを無効にする。 0x00001000 暗号化通信を有効にします。(相手側の暗号化設定もしてください。) 0x00010000 UART通信でのメッセージ出力を有効にします。 |
t | 送信間隔の設定 | 5 | 定期送信パケットの送信間隔を秒単位で設定します。1〜4095の値で指定可能です。範囲外の設定をした場合の動作は不定です。 |
p | センサ固有パラメータの設定 | 0 | モードの切り替えやパラメータの設定をします。0以上の16進数で指定できます。 00000000 TWELITE CUEモード 加速度の計測、衝撃の検知、TWELITE CUEの姿勢、磁石の有無のすべて試すことができるオールインワンモードです。 x3000yyy(x:TWELITE 2525Aモードフラグ,yyy:加速度センサープロパティ) 加速度計測モード 加速度を間欠もしくは連続で計測し、送信するモードです。 01100000 ムーブモード 動き出し(Move)やシェイク(Shake)を検出することができます。通知パルのLEDを制御することができます。 02100000 ダイスモード TWELITE CUEが上に向いている面を検出することができます。イベント検出モードと同様に通知パルのLEDを制御することができます。 04000000 開閉センサーパルモード モノに装着し、磁石の有無で開閉を知ることができるモードです。 各モードでバッテリーの消費量が変わります。詳細は、各種モードのページを参照ください。 |
S | 設定値の保存 | 設定を保存し、モジュールを再起動します。 | |
R | 初期値に設定を戻す | 設定を初期化します。他の操作を行わず、続けてS キーによる設定の保存を行うとセーブ領域のクリアを行います。 |
出力
https://wings.twelite.info/how-to-use/parent-mode/receive-message/app_cue を参考
中継器
TweLiteの中継方式は単純ホップと中継ネットの2種類があります。
アプリ名 | 中継方式 | 備考 |
---|---|---|
超簡単!標準アプリ (App_Twelite) | 単純ホップ | TweLite DIPなどに標準で入っている |
リモコンアプリ (App_IO) | 単純ホップ | |
シリアル通信アプリ (App_Uart) | 単純ホップ | UARTに標準で入っている |
無線タグアプリ (App_Tag) | 中継ネット | |
パルアプリ (App_PAL) | 中継ネット | |
キューアプリ (App_CUE) | 中継ネット | CUEはこれ |
アクト (act) | 単純ホップ | |
App_Wings | 単純ホップ,中継ネット | |
※したがってDIPの配線でのMode変更の中継機能は利用できません。App_WindsにR2で書き換える必要あります。 |
参考
バージョンについて
機種 | MWSTAGE2021_9? | MWSTAGE2021_12 | 備考 |
---|---|---|---|
App_CUE | V1-00-2 | V1-00-3 | 書き換えにはTweLiteR2が必要 |
App_Wings(MonoStick) | v1-01-6 | ||
App_Wings | v1-01-6 | DIPに中継器用Appとして書込み |