今日も今日とてSteamでサマーセールが行われている。
Steamとは
SteamとはPCゲーム配信プラットフォームだ。
何か欲しいゲームがあって登録するとあまりの値引き額にそのあとゲームを買い続けることになった。
そんな人間も多いことだろう。
- セールが、安い
セールの時は本当に安い。8割9割の値引きがされてる時がある。
ものによっては、ガムかなんかか? みたいな値段でゲームが買える。 - 無料ゲームもある
無料ゲームもある。 - 遊べなかった場合一定時間の奴なら返品できる
これは、PCスペックが足りなくて遊べなかったり、画面酔いがひどすぎて遊べなかった、などの時に便利。あと買ってみたけど日本語なかったとかね。 - インディーズゲームが豊富
いちはやい。
よさげなものはウィッシュリストに入れて応援しよう。 - サントラや設定資料集付きがおすすめ
「これにはまるな」と思ったらDLCとして買ってしまうと通勤・通学のお供になる。
ほか、パッチが当たるのは早いしMODを入れたりと良いことがある。たまに寝っ転がってやりたくてSwitch版を買ったりもするけれどもね(その気があるなら、Steam Deckという携帯機があるぞ)。
これとたまに無料でゲームの配信があるEpicGamesがおすすめである。
以下、プログラマ的に面白かったゲームの紹介である。
Human Resource Machine
ド直球ノーコードプログラミングゲーム。
まあ本職だしな、と舐めてかかったら大変な目にあった。
かなり奥が深く、手ごたえがある。
短い行数できれいにかけたらスコアが高い。
Switch版があるので、そっちのほうは小さいお子さんにも手に取りやすい。
ややブラックユーモアがある。
7 Billion Humans
ヒューマン・リソース・マシーンの続編。
こんどは何人もの社員をいっせいに操れるようになっている。
こちらもSwitch版があるので、小さいお子さんにも手に取りやすい。
Hacknet
これはハッカーになって、ハッキングするゲーム。
セールのときは超安い。
スニッカーズ分くらいの値段である。
問題はあまり日本語に向いていなくって、なんか、ゲーム内で要求されるフォルダのパスががおかしかったりした。打てなくてできないクエストがあったのだ。直っているかなあ。
ほかのゲームは「プログラミング的思考を使うし、楽しかった」というものが多いのだけれどこれだけは実務で役に立った。コンソールコマンドと、フォルダの移動の慣れである。
まあ、もちろん、やってなかったらやってなかったなりに覚えたんだろうけどもね……。
番外(言い張ればプログラミング・ゲーム)
Minecraft(Steamゲーではない)
Steamゲーではないが、Minecraftにも触れておく。
ご存じブロックを組み合わせて家を建築したりネザーに行ってドラゴン倒したり、である。
これが結構侮れない。
やろうと思えばレッドストーン回路で論理回路を構築できるほか、MODを入れたり、独自でサーバーを立てたり、「ゲームをやりたい!」という欲望でちびっこがいじってたらいつのまにか、というやつである。
MODを作る場合、Javaを触ることになる。
Minecraftには教育版(Education)がある。
実に教育的なゲームなんである。
とはいえ100時間近くプレイしても拠点でうろちょろしているのが好きな人間は何も学ばないし、Minecraftを与えたからといって天才にもならないだろうし、単に遊ぶだけの人間のほうが大多数だろう。たまにすごい人が生まれる。
ここからはSteamゲーに戻る。
Terraria
2DのMinecraftといったものではあるが、それ以上に独自に進化している。
プレイ時間を考えると、PC版は異様に安い。
こちらもレッドストーン回路のようなものがあるので、プログラミング的なことをやりたい人間はコツコツ遊んでいけるだろう。
あと日本語非対応の面白いゲームはね、いいんだ。
非公式の日本語MODを入れるのが、パソコン操作の第一歩だったりする(技術が追い付かず、MODを入れられず、無理やり英語を覚えていくのもまたプログラマーへの道である)。
BABA IS YOU
論理パズルゲームである。
ゲームのルールをハックして破壊する楽しさがある。
あとBABAはかわいい。
(番外)Fallout
まったくプログラミングゲームではない。
(それっぽいハッキングは存在する)。
しかし、これでコンソールコマンドへの恐怖が消えうせた。しょっちゅうバグるのでコンソールを開いていなくなるNPC呼び寄せたりとかしなくちゃならんのだ。
必要に迫られたとき、ゲーマーはほんのちょっとプログラマーになる。
まとめ
ゲームでプログラミングを学んだことがあるかといわれると「ない」。ないのだがこの業界(IT系)に入ったのはゲームの影響が大きい。パソコンを持っていたのはゲームがやりたかったからで、とにかくゲームがやりたかった。そのゲーム機がいろんなことできるやつだったので、たまたまだ。
ド直球で人生が変わったわけじゃないし、そして、ゲームプログラマでもないのだが、水道から流れ出る水に静電気を帯びたストローを近づけたくらいは進路が変わったもんである。