プロマネ試験、一発で、受かってた~~~~っ!
午前Ⅰ得点 85.00点
午前Ⅱ得点 72.00点
午後Ⅰ得点 78点
午後Ⅱ評価ランク A
でした。
今回の試験はまったく手ごたえがなく、
っていうか、
論文が書けなかったので、ふてくされて合格発表をみていなかったんですが、
先日、合格証書が届きました。
あとから、返せって、言われないか……??
前提
- かなり文系
- 社会人7年目くらい
- 領域はソフトウェアプログラミング。
(最近、AI系の業務で、サーバー上で試用のAPIを動かせるようにして、Dockerを投げる仕事も増えてきた) - 応用技術者資格あり
- プロジェクトマネジメント経験なし
勉強時間は、数えてませんが、3か月くらいちまちま数時間、残っていたかな……。
正直、勉強好きじゃないので、平日しかやってないです。
課金先
課金は以下(ほぼ午後問題と、論文対策)
-
情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2024年版
-
2023-2024 プロジェクトマネージャ 「専門知識+午後問題」の重点対策
-
プロジェクトマネージャ 合格論文の書き方・事例集 第6版 (合格論文シリーズ)
-
プロジェクトマネージャー試験ドットコム(3か月分くらいの課金)
無料動画ですが、論文対策で一番役に立ったのがこの動画シリーズ。
この動画は、無料のYoutube動画ですし、もっと評価されてもよい。
(ステマじゃないよっ!!!)
さいきん、無理に古いのを買わなくても、新しいのを買ってメルカリで売ればそれなり(半分くらい)バックできるなと思って新しいの買いました。
後輩にあげよかなと思ってますが……。
プロマネ、エアプ
ところで私にはプロジェクトマネージャーの経験がまったくありません。
というのも、普通の一般的な規模の会社で働いたことがないんですが、
うちは中小企業でして、同チームの人間(ソフトウェア開発担当者)が10人くらい。
で、2チームくらいでやってるんですが、どれかというと個人で進める規模のタスクが多いです。
つまり、プロジェクトマネージャーは二人くらいです。
定年後の継続雇用で役職をのいた人はおいておくとして、交代交代でやる感じでもなく、
ちょうど少し上くらいの、プロマネしてもおかしくないような人もヒラなので、
私よりも、まずそっちじゃなかろうか。
7年目くらいでしても、自分のところに回ってくる気配がありません。
チームでプロジェクトを進めて行ったり、
工数の見積もりをしたり、
後輩にタスクを切り分けて渡したりはしたことはありますが、
プロジェクトマネジメントの経験は皆無です。
マネジメントされる側、が少しですね。
正直なところ、30手前ぐらいの私は世間ではそろそろプロマネ経験を期待されると思いますから、
「やんなきゃいつか、市場に放り出されたときに、苦労するかな?」
と思ってるんですが、
別に、やりたくないんですよね、プロジェクトマネージャー……。
給料がそれに見合ってるかというとそうでもないと思うし。
すっごく大変そうだし、手を動かして、何か作ってるほうが楽しいから、
あんまり、やりたくない……。
やりたくないんですけど、
転職の時に何らかの助けになってくれるかもしれませんし、
プロジェクトマネージャーの試験は、かなり文系よりという印象があったので、高度情報試験のチャレンジの第一歩にしました。
「あ、その表。手空きなので、管理しますか?」と手を挙げたところ、
「まず自分を管理できるようになってください」と言われたのにだいぶへこんでいたのでそれへの反発というのもあります。
そんなん私が一番わかっとるわ!!
きーっ!
感想
午前Ⅰ、午前Ⅱ
あくまでも個人の感想ですが、完全に選択問題である午前Ⅰ、午前Ⅱはそう怖いものでもありませんでした。
いつもお世話になっている、
応用技術者試験ドットコム
https://www.ap-siken.com/
プロジェクトマネージャー試験ドットコム
https://www.pm-siken.com/
で、問題を周回してれば大丈夫です。
これは、基本情報の時からずっとそうで(基本情報技術者試験ドットコムもあるよ!)Web上でランダムに問題を出してもらって、回答できるようになっておけば問題ないと思います。
プロジェクトマネージャー試験ドットコムは会員制、課金するとちょっと便利になる感じで、その価値はありました。3か月くらい……。ただ、だいたい応用技術者試験と同じなので、なくてもいいです。心の安心のためですね。
目標の点数って、6割だしね。
午前Ⅱはちょっと詳しいことも聞かれるし、また、問題数が少なめなのでたまたまわからない問題が多めに出た場合下振れしてうっかり落とすこともあるかなあ、と思っていました。ただ、プロマネ試験は文系よりの試験なので、私が嫌いな計算問題は、あんまり出ません。
知らなきゃ解けない問題がわんさとあるので、ノー勉はちょっと、もうちょい頭いい人じゃないと、つらいと思う!!
応用技術者試験に受かっておけば、1年間くらいは午前Ⅰの免除があるので、少しお寝坊できます。
私はうかうかしてたので、普通に受けました。
午後Ⅰ
これは、非常になんとも言い難いものでした。
過去問を解いてみると、言っていることが分かって、相性がよく暗記ほぼ必要ない場合は現代文の問題として読解すれば8割くらいは正解しますが、たまに勘所を外すとまるで点数が取れず、壊滅的になりました。
現代文なので、過去問を周回するとマシにはなりますが、あんまり再現性がない……。
- 情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2024年版
- 2023-2024 プロジェクトマネージャ 「専門知識+午後問題」の重点対策
この辺を、午後Ⅰだけ、一周しました。
今回は、問題と気が合ったので、ふつーに大丈夫だったかな、と思ってます。
あと、いくつかの問題から選べるので、気の合うやつを選べたらよい。だめなら事故。
ただ、ノリを学ぶのは非常に重要っぽくて、急に
「ステイクホルダーは顧客。よいプロダクトを作り、顧客が恩恵を受けることを忘れてはならない(問題文に、取引先A社とか、社長とか、出てくるのは、ひっかけ)」
とか
「相手の社長クラスが出てくるということは、こっちも偉い人を同行させよアホ」 みたいな空気を読む問題も出てきます。
最初は面食らうはずなので、ノー勉はやばい。
また「ほいな!! じゃあ定期ミーティングで、こまめに、進捗を確認しようね!!」みたいな、よくある回答パターンがあります。それができたら苦労しないんじゃい、みたいなところの理想の回答は、ノリを理解すると急にかけるようになると思います。
あと、用語を暗記してないとどうしようもない問題もあります。
例えば、こういうのとか。
リスク対応戦略
脅威
戦略 | 説明 | 例 |
---|---|---|
回避 | リスクを根本的に排除する | プロジェクトの範囲を変更してリスクを回避 |
軽減 | リスクの影響や発生確率を減らす | 追加のテストを導入して品質リスクを軽減 |
移転 | リスクの影響を他の組織や外部に移す | 保険に加入して財務リスクを移転 |
受容 | リスクを受け入れ、対応策を講じない | 軽微なリスクを放置し、コストを削減 |
(エスカレーション) | リスクを上位レベルで管理するように引き上げる | 上司にリスクを報告し、判断を委ねる |
機会
機会へのリスク対応戦略 | 説明 | 例 |
---|---|---|
活用 | リスクをチャンスとして活かす | 新技術を取り入れて競争優位を得る |
強化 | ポジティブなリスクを積極的に拡大する | 市場の変動を利用して新しいビジネスを展開 |
共有 | 機会を他の組織やパートナーと共有する | 戦略的パートナーシップを形成する |
受容 | 機会を認識し、特に追加の対応を行わない | 潜在的な利益をそのまま享受する |
説明文まではなんとなくでいいんですけど、どちらにも「受容」があるのが、よく出てきます。
午後Ⅱ
問題は午後Ⅱの論文をどうさばくか、でした。
この通り、べらべらべらべら喋ることが大得意で気が向けば駄文を量産している人間ですが、この私をもってしても死ぬ思いでした。
ははははははは!!!!!! もう二度とやりたくない!!!!
時間ギリギリまでしがみついてようやく既定の文字量を埋められた、というところでして、最後の字は小学生並みになっていたと思います。段落をつけて書いていたのでおそらく規定量に達してはおらず、採点すらされないのではないかと思ってました。
こちらの動画。
こちらの動画の、おかげです。
この動画はもっと評価されてもいいなあ、と思います。
まずもって、マインドセットが役に立ちます。
- 【事実でなくてもよい】
- 用紙に、段落をつけて良い
です。
内容の、手前の話ですね。
そのへんの隠れレギュレーションを確認したら……。
- 問題文に対応して回答する
というのを徹底します。
次に暗記。
暗記といっても、科挙みたいなすごい量暗記する必要はなくて、パターンだけでよくて、細かい文章表現はなんでもよいのですが、動画でいわれているように、
「人手が足りねぇ」「納期がきわどい」「品質が要求される」みたいなパターンを覚えて置いたら焦りません。
この動画で紹介されているモジュール方式は私にとってはかなりよかったですが、人に寄るかと思います。文章は得意だし、って思い込みを捨ててこれに行きつけたのが一番デカいと思う。1からやろうとしなくてよかった。
今回は、「暗記する」が型にはまった。経験については少しアレンジして自分の話を書きましたが、大したことは書かなかったと思います、と、今だから、言える。
『プロジェクトマネージャ 合格論文の書き方・事例集 第6版 (合格論文シリーズ)』
は、読み物としては面白かったんですが、そもそも、そもそもほぼプロマネ経験がないので、コピペっぽくない肉薄した素晴らしい論文を書くのに役立ちそうです。
暗記して、投影するだけではイヤだ、ってときにこれの例を参考にして自分の例をアレンジするのに使うのではないでしょうか。
合格だけを目指すなら、まず、骨組みを暗記するのがよかった。
ここにうしろめたさを持つと勉強の方向を間違いそうです。
合格だけが目的じゃないだろ、と言われればそう。
あと、ヒアリングシートは準備してなくて本番でかなり固まったのでこれは作っておいたほうがいいかも。
これでエーンエーンって泣いてたのはこれでじかんつかっぢゃっで、がげなくてですから。
「論述の対象とするプロジェクトの概要」を埋めてみる
を、やってみてください。
(何百万のシステムとか、工数何人月とか、知らないんだあーーーーーーーーーーっ!!
営業さんが、受けてるんだーーーーっ)
むすび
乗り越えてみれば、プロジェクトマネージャー試験というのは論文Ⅱでフィクション経験を堂々と書ける、ヘンな試験だったと思います。虚偽でもよいとは書いてませんが、その気になれば大学生とかも受けるから、エアプでいいはず。
ここまでいくと、経歴を盛りにもってどのくらいまでのフカシなら論述が通るのか気になる。
やってみてぇ、ちょっと、やってみてぇ、でも二度とやりたくない。
会社のすごすご人は毎日AIの英語の論文を読み、どころか投稿し、ハッカソンに参加して国際大会に行ったりしてて、なんかもう、スケールが違うんですよね。
知り合いも、AIのソフトウェアを個人で開発したたら良い感じに案件が降ってきて、いい感じにスカウトされたりしてます。
受かったのはうれしいんですが、
私が、人生で、力をかける部分として、「これでいいんだろうか……」と不安だったりします。
プロマネ試験に受かったからなんだってんだ。資格なんてぜんぜん要らん人もいる。
ううう……。
でも、凡人には凡人なりの歩みがあるってもんで、ね。
勉強の習慣はつけたいので、ぼちぼちですが、また高度試験にチャレンジしていこうと思っています。