初めに
タスクを進めていく中で、「自分の仕事は役に立っているのだろうか」と考えることはないでしょうか。
リーダーとなっている方は、メンバーのモチベーションをいかに保つか、という悩みを持っていないでしょうか。
今回は、モチベーション維持のための取り組みを紹介します。
モチベーション課題
- メンバー
成果には直接つながらないことを担当して、ちゃんと評価されていないと感じる - リーダー
メンバーに気持ちよく仕事してもらえているか不安 - 全体
リモートワークをする機会が多く、自宅で仕事していると仕事へのモチベーションが下がる(私だけではないと信じてる!)
ウエブ会議などを利用していても、いまいちお互いの感情が分かりにくいと感じることも多い
目標
感謝の気持ちを伝えることで、自分を含めたメンバーのモチベーションを維持・向上させよう!
感謝の伝え方
今回はプロジェクトで利用中のMattermostの機能を利用しました。
ルールは以下の通りです。
- ありがとうコイン
各人に週ごとに5枚配布
他メンバーが雑務などを担当してくれたときなどにプレゼント - とてもありがとうコイン
各人に月ごとに5枚配布
ありがとうコイン5枚分の価値
自分のタスクを進めるうえで力を貸してくれたときなどにプレゼント - メッセージノート
各メンバーがお互いの作業について感想を記載するノートを作成
記載者は匿名とし、ポジティブな内容のみを記載するルール - 表彰
月次でもらったコインの多いメンバーを表彰!
効果
- メンバー
コインをもらうことで自分の作業が役立っているという実感を得られた - リーダー
メンバーのプロジェクトに対する貢献度が客観的に判断できるようになった - 全体
コインを渡すことやノートへの記載を通じて、コミュニケーションが円滑になった
総評
プロジェクトには直接関係しないけど誰かがやらなきゃいけないこと、を担当してくれているメンバーがコインを多く集めていました。
当初は特定のメンバーに偏ることも多かったですが、作業の偏りが可視化されると、細かい作業を自発的に拾ってくれるメンバーが増えるという効果もありました。
数か月続けると、表彰されるメンバーの偏りがなくなり、メンバーそれぞれが一度は表彰される形となりました。
コインを集計することの副次的な効果として、メンバーのプロジェクトに対する貢献度が客観的に判断できるようになり、評価への不満も減ったように感じます。
まとめ
モチベーション維持の取り組みについて紹介しました。
今回はMattermostの機能を利用しましたが、チャットツールの「いいね」を利用する方法もありそうです。
日常的に感謝を伝えることはモチベーション維持に関わらず大切なことですが、感謝の強要のようになってしまってストレスを感じないように注意が必要です。
今回ご紹介したように、気軽に感謝を伝えることは、お互いが必要とすることの可視化にもつながります。
一度お試しになってみてはいかがでしょうか。