AWSでは従量課金制でサービスが提供されていますが、どれも複雑で手動で管理するのは困難です。そのためAWSでは料金管理サービスが提供されています。本記事では料金管理サービスとコスト最適化サービスについて説明していきます。
AWS Billing and Cost Management
AWS Cost Explorer
月額コスト予測分析ができるサービスです。無料で利用できます。
AWS Budgets
予算を設定して越えそうになった場合アラートを受けることができるサービスです。複数の予算タイプ(コスト、使用量、RIの利用率、RIのカバー率)を監視する場合や、カスタムアラートを多く設定する場合に料金が発生します。
AWS Cost and Usage Report (CUR)
AWS のコストと使用量に関する詳細なデータを提供するサービスです。無料で利用できます。
AWS Cost Anomaly Detection
機械学習を使用して異常なコストのパターンを検出し、通知を送信するサービスです。無料で利用できます。
AWS Pricing Calculator
AWS サービスのコストを見積もるためのツールです。無料で利用できます。
Savings Plan
1年間または3年間の指定量のコンピューティング処理を使用すると引き換えに、オンデマンド料金を超える削減を提供するサービスです。無料で利用できます。
Cost Optimization Hub
AWS請求情報とコスト管理機能で、AWSアカウントとAWSリージョン全体でコスト最適化のレコメンデーションを統合して優先順位を付けることで、コストパフォーマンスを最大にするためのサービスです。無料で利用できます。
Cost Categories
コストカテゴリでは、コストを意味のあるカテゴリにグループ化するルールを作成し、請求情報を整理するサービスです。無料で利用できます。
Trusted Advisor
コスト最適化、パフォーマンス、セキュリティ、フォールトトレランス、サービス制限に関する推奨事項を提供します。利用料金はありませんがサポートプランによって使用できる範囲が異なります。ビジネス、エンタープライズon-ramp、エンタープライズではすべての機能が利用できまが、ベーシック、開発プランでは一部しか利用できません。
AWS Compute Optimizer
使用しているリソースが最適か教えてくれるサービスです。EC2、EBS、RDS、ECSのチェックに使用できます。無料で利用できます。
AWS Data Exports
ベーシックSQLに料金管理情報を出力できるサービスです。サービス料金は出力先によって異なります。
参考文献
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/cost-management/latest/userguide/cost-optimization-hub.html
https://docs.aws.amazon.com/compute-optimizer/latest/ug/what-is-compute-optimizer.html
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/awsaccountbilling/latest/aboutv2/billing-what-is.html
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/awsaccountbilling/latest/aboutv2/manage-cost-categories.html