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LGPLが含まれる場合Asset Storeに公開してはいけない / 他のライセンスはどうなのか?

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先日色々あったので、自らの反省を込めて共有いたします。
(なお、この記事の内容は、あくまで私の解釈ですので、正確な情報はUnity公式に問い合わせてください)

目次

1. 自分のアセットが配信停止になった
2. 他のライセンスはどうなのか
3. おわりに

1. 自分のアセットが配信停止になった

私は「FFmpeg for Unity」というアセットをUnity Asset Storeに公開していました。
Unity上でFFmpegを使用できるようにしたアセットです。

しかし、つい先日、突如配信停止がなされました。

原因が分からないので、Unity公式に問い合わせたところ、以下がその理由だということです。


このパッケージには LGPL ライセンスの依存関係があり、プロバイダ契約 5.10.4 項に違反しているとの報告を受けました。調査の結果、このパッケージはアセットストアに
戻ることはできません。

https://unity.com/legal/provider


FFmpeg本体などがLGPLライセンスで公開されているので、これに違反していたようです。

他のLGPLライブラリはともかく、FFmpeg本体がダメということなので、今後はGitHubで配布するようにしました
無償で公開してもいいですが、すでに購入した人が損をするので、こちらで寄付した人に限定することにし、すでに購入した人はメールで連絡すれば寄付なしで使えるようにしました。

2. 他のライセンスはどうなのか

まず、GPLはLGPLより制約が強いのでまず無理でしょう。

また、Creative Commonsも駄目です。
過去に公開しようとしましたが、以下のようにリジェクトされました。


You have assets in your package which require attribution or cannot be resold. Please remove such assets from the package before submitting it to the Asset Store. Any licenses that require a product to maintain open-sourced or limit usability in commercial products such as GNU/GPL Mozilla Public License, or any Creative Commons that requires attribution will not be allowed. Please reach out to Support@unity3d.com if you would like clarification about any specific license before submitting. ( https://unity3d.com/asset-store/sell-assets/submission-guidelines , Section 1.1.1.b)


MITやBSD、Apache2.0については、該当のアセット(こちらこちら)が先ほどのような公開停止にならなかったので、大丈夫そうです。
ただしストア本文に、以下のように、注釈とライセンスの種類、Copyrightを記載しないとリジェクトされます。

This assets is governed by the Asset Store EULA; however, the following components are governed by the licenses indicated below:
A. XXX MIT License
Copyright (c) XXX
B. XXX Apache2.0
Copyright (c) XXX
...

3. おわりに

自分のケースでは、先ほどのように、LGPLを使っている旨を堂々と書いていたのですが、なぜかリジェクトされませんでした。
Unity公式が見落としていたのか、規約などが変更されたのかは謎です。

いずれにせよ、違反しているアセットを公開してしまい、関係者の方々には申し訳ありませんでした。
皆さんも同じようにならないように気を付けましょう。

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