この記事は何？
この記事は、Utility Typesの一つであるExcludeについて理解する記事です。
Utility Typesってそもそも何？という型（方）は以下の記事を御覧ください🙇🏻
👉 TypeScriptのUtility Typesを理解して活用する
そもそも、TypeScriptって何？って型は以下を御覧ください
👉 JavaScriptを知っている方がTypeScriptをなんとなく理解するための記事① ~はじめに~
Exclude＜Type, ExcludedUnion＞とは
TypeScript公式には以下のように書かれています。
Constructs a type by excluding from Type all union members that are assignable to ExcludedUnion.
ExcludedUnionに割り当て可能なすべてのユニオンメンバーをタイプから除外することにより、タイプを構築します。
https://www.typescriptlang.org/docs/handbook/utility-types.html#excludetype-excludedunion
Excludeは"除く"（除外）という意味ですので、Excludeは、
Typeの中から、ExcludedUnionを除くという意味になります。
つまり、Union型（"hoge" | "duga"）で記述した型をTypeから除外することが出来ます。
実際にコードの場合、以下のように表すことが出来ます。
type hogehoge = Record<Type, 除くUnion型>
// 3つの文字列のうち、"miso"を除外
type Ramen = Exclude<"shio" | "shoyu" | "miso", "miso" >
const morning: Ramen = "shio";
const lunch: Ramen = "shoyu";
// "miso"は除外されているので、エラー
const dinner: Ramen = "miso"; // Type '"miso"' is not assignable to type 'Ramen'.
このように、特定の型を取り除くことが出来ます。
同様に複数の型も取り除くことが出来ます。
// 3つの文字列のうち、"miso", "shoyu"を除外
type Ramen = Exclude<"shio" | "shoyu" | "miso", "miso" | "shoyu" >
const morning: Ramen = "shio";
// "shoyu"は除外されているのでエラー
const lunch: Ramen = "shoyu"; // Type '"shoyu"' is not assignable to type '"shio"'.
// "miso"は除外されているので、エラー
const dinner: Ramen = "miso"; // Type '"miso"' is not assignable to type 'Ramen'.
以上のように、Excludeを使えば特定の型を除外することが出来ます。
おわりに
今回は、Utility TypesのExcludeについて紹介しました。
是非、ご活用ください！