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【TypeScript】Utility TypesのPickを深く理解する

Last updated at Posted at 2021-03-07

この記事は何?

この記事は、Utility Typesの一つであるPickについて深く理解する記事です。
Utility Typesってそもそも何?という型(方)は以下の記事を御覧ください🙇🏻
👉 TypeScriptのUtility Typesを理解して活用する

そもそも、TypeScriptって何?って型は以下を御覧ください
👉 JavaScriptを知っている方がTypeScriptをなんとなく理解するための記事① ~はじめに~

Pick<Type, Keys>とは

TypeScript公式には以下のように書かれています。

Constructs a type by picking the set of properties Keys from Type.
タイプからプロパティキーのセットを選択することにより、タイプを構築します。
https://www.typescriptlang.org/docs/handbook/utility-types.html#picktype-keys

これはつまり、ある型からその中にあるプロパティを指定して、新たに型を作ることを示しています。
具体的に言うと、例えばPokemon型があるとします。

interface Pokemon {
  height: number;
  weight: number;
  name: string;
  description: string;
  type: string;
}

ここで、Picachu型を作るとします。
ピカチューを表現するためには、名前と可愛いという情報だけで十分です。
そのため、Picachu型は以下のように作りたいです。

interface Picachu {
  name: string;
  description: string;
}

const favoritePockemon: Picachu = {
  name: "ピカチュー",
  description: "可愛い";
}

ここで、Picachu型にあるプロパティはPokemon型のプロパティと重複していることがわかります。
プロパティとはnameおよびdescriptionのことです。
これらのプロパティをもう一度書くのは冗長そうです🤔

そこで、Pick<Type, Keys>を利用します。
Pick<Type, Keys>は次のように利用します。

type Picachu = Pick<Pokemon, "name" | "description">

そうです、Pokemon型の中からプロパティを取り除いて(Pick)あげれば良いです。
今回は、Pokemon型からnamedescriptionを取り除いて、新しい型を生成しました。

これにより、最終的には以下のようにPickを活用できます。

type Picachu = Pick<Pokemon, "name" | "description">

const favoritePockemon: Picachu = {
  name: "ピカチュー",
  description: "可愛い";
}

React&TypeScriptなどで使いたい場合は、以下のように書けば良さそうです。

import { Pokemon } from '~~'

type Picachu = Pick<Pokemon, "name" | "description">

const PicachuComponent: React.FC<Picachu> = (props) => {
 ...
}

このようにピカチューは可愛いというオブジェクトを簡単に記述することが出来ました。

おわりに

今回は、Pickについて書いてみました。
是非、ご活用ください!

参考

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