頻度論(頻度統計)についてざっくり説明してみた
頻度論とは
頻度論とは(ものすごくざっくり説明すると)観測されたデータに基づいてのみ確率を推定する方法論です。例えば、コインを一回トスして表が続けて5回出てその時点で実験を終了した場合、このコインの表が出る確率は100%であると推定します。推定された確率のことを仮説頻度と呼びます。仮説頻度が決めた場合、今後観測するデータはその頻度に沿った結果になる予想されます。
ベイズ統計との違いについて
ベイズ統計ではあらかじめ観測する事象がどの分布に属するかを仮定した上で観測データを検証します。コインの場合裏と表がでる確率はそれぞれ0.5であると仮定して観測データとのズレを考えます。
仮説頻度の問題点
上記の例のように観測されたデータによっては非常に偏りのある結論を出してしまうことがあります。逆に言えばデータ次第でベイズ統計と全く同じ結論を出す可能性もあります。頻度論において確率とはのそ中で最も起きる確率が高い仮説頻度と言えます。これは頻度統計が内包する問題の一つ、頻度を用いて確率を定義するには確率の定義が必要になるという事です。