概要

n8n を使って、Slackからスタンプを集計して、そのデータをStrapiに自動で保存する仕組みを作成しましたので紹介します。ちなみに、これを使って制作したのがこちらの記事で紹介した Slackスタンプ集計サイネージです。

n8n

n8nはオープンソースの自動化ツールです。ノーコードで自動化処理を作成できます。今回は、以下の手順を自動化しました。

上記の手順を実際にn8nで構成した画面がこちらです。

ひとつひとつのノードについて解説していきます。

Cron形式で毎日0時にトリガーが発火するように設定しています。

現時刻より「24時間前」の時刻を計算します

計算された時刻をUnixTimestampに変換します

Codeノードを使って、JSONを手入力します。JSONの中身は、スタンプを集計したいSlackチャンネルのチャンネルIDです。

再度Codeノードを使って、Slack APIのリクエストに使用するJSONを作成します。中身はさきほどのChannel ListとUSTで作成したタイムスタンプを組み合わせたものです。

HTTP Requestノードを使って、Slackからメッセージを取得します。
Slackの認証には、Slack Appを使用しています。

Slackから取得したJSONデータより、メッセージだけを抽出して整形します。

メッセージのデータから、押されたスタンプを集計します。

HTTP Requestノードを使って、Strapiに集計データを送信します。StrapiにはJSONデータをそのまま保存しています。

今回は、n8n を使って、Slackからスタンプを集計して、そのデータをStrapiに自動で保存する仕組みをご紹介しました。
また、n8nをAmazon Lightsail にセルフホスティングした記事もこちらにまとめていますので、よかったご参照ください。