本記事は、Qiita ServiceNow アドベントカレンダー2024の参加記事3日目です。
はじめに
皆さん こんにちは、にわと(𝕏:@niwaniwa2wato)です。
ServiceNowの認定資格、みなさんは取得していますか?
実は世界で見ても日本の認定資格者は1位、2位を争うくらい急増しています。
今後もServiceNow認定資格者が増えてきそうですよね。
皆さん忙しい中、資格の勉強をして受験をしていると思いますが、出来ればなるべく時間をかけたくないですよね。
ServiceNowにはテストセンターで受験するオンサイト試験 と自分でテスト環境を用意することでどこでも受験できるオンライン試験 が存在しているのですが、
私は素早く受験ができる、かつ時間の融通が利く オンライン受験で資格を取っています。
この記事では、初めてServiceNow認定資格を受験する方、まだ オンライン受験 を試したことない方に向けて、ServiceNowの認定試験を受験する際のどのような手続きをすればいいのか、実際のガイドにはない注意点や受験当日の流れをまとめています。
基本的にはServiceNow公式でまとめてある 【Credentialing Program Guide】 に詳細が書いてありますので、本記事とガイドを参考に読み進めて準備してください。
試験官の言語が英語であることや、トラブルが発生する可能性もあり、オンライン受験には面倒なことが多く抵抗感を感じられます。 しかし、オンライン受験には時間的なメリットがあります。
オンライン受験に慣れることで、試験の認定を迅速に取得することができます。
この記事を読んで、オンライン受験に安心して取り組めるようになることを願っています。
ServiceNowが提供する認定資格の種類
そもそもServiceNowが提供する認定資格ってどんな種類があるの?という方のために、
ServiceNowは以下の画像で説明しています。
この記事で言う"認定資格"は 【メインライン資格】 を指しています。
日本語コンテンツへのアクセス
特に最近は日本語トレーニングコンテンツが拡充されており、日本語でかなり受験しやすくなっている印象です。下記のリンクから現在の日本語トレーニングコンテンツの一覧やアップデート情報を追うことできます。
ブックマーク必須です!
参考:KB0011069 - Now Learning 日本語トレーニングコンテンツ一覧【日本語】
:KB0012310 - 日本語コンテンツ最新リリース情報
受験方式の🟩メリット・🟪デメリット
下記の画像はオンライン受験とオンライン受験の予約枠の比較です。予約できない日付はグレー色で表示されていますが、日付と時間帯で見てもオンライン受験の方が予約しやすいことが分かります。
私は突発的に受験しようと思い立つので、オンサイト試験 をするとなると予約はかなりシビアになってしまして、 『土日に受験できないならいつ受験すればいいのよ!』 なんていつも思っていました。
しかし、オンライン受験 の環境さえ用意することができれば、こんなメリットもあります。
- いつでも好きな時間で受験できる
- オンライン受験は平日・土日・日中・夜中関わらず、幅広い時間で対応可能なので、スケジュールを心配する必要がなくなります
- 家から出る必要がない
- 受験前のソワソワした気分で会場へ向かうことや、不合格でモヤモヤした気持ちで帰る必要がなくなります
オンライン受験は1日中受験のことで心と頭が縛られる気持ちから解放してくれます。
認定試験を受験する前準備
STEP1:認定試験プロフラムガイド冒頭を読みましょう♪
ここからは認定資格を受験するための準備です。
初めて認定受験をする方は、下記リンクにアクセスし、【準備:NOW LEARNINGトレーニングおよび試験の詳細】 まで読み進めましょう。
ここまでで取得できる認定の種類と要件、基礎的な試験への準備を把握できると思います。
初心者の方は初学者向けの認定であるServiceNow-Certified System Administrator(CSA)の取得を目指しましょう。
STEP2:Webassessorアカウントを作成
このSTEPでは試験の受験に重要なアカウントであるWebassessorの説明をします。
ServiceNowは、Kryterion社と提携しWebassessorプラットフォームを使用して試験の申し込みと運営を行っています。試験の申し込みのためにはWebassessorアカウントを作成し、Now Learningに同期する必要があります。
下記注意点を把握したうえで、ガイドの【メイン試験の申し込み】まで読みましょう。
参考:Webassessorアカウントを作成し、Now Learningアカウントにリンクする - ServiceNow認定資格 - Credentialing Program Guide
STEP3:認定試験を受験してバウチャーコードを取得
ServiceNowの認定試験を受けるには、それに対応する以下のどちらかの研修を受講する必要があります。これらで実施する内容は同じものです。
インストラクターならびにオンデマンド研修を受講した場合、バウチャーコードは研修受講終了時に、下記メールのような送信され、利用規約に同意することで、バウチャーコードが発行されます。
参考:バウチャーを取得する - ServiceNow認定資格 - Credentialing Program Guide
認定試験の予約
研修を実施し、バウチャーコードを手に入れたら、いよいよ試験です。試験はWebassessorから予約します。
この予約の時点で、オンライン受験かオンサイト受験かを選択して、受験をすることが可能です。
参考:メインライン試験に申し込む ServiceNow認定資格 - Credentialing Program Guide
試験の日次選択
試験実施の日次を選択します。オンライン試験は、選択できる日付と時刻がかなり多いので、朝から夜までいつでも受験できますね。
選択したら、画面を下にスクロールし、同意項目にチェックします。
試験の購入/バウチャーの適用
最後に試験の購入を行います。多くの方はバウチャーコード使用して購入すると思います。
発行されたバウチャーコード使用して、Webassessorの入力欄で適用することで、試験の申込みは完了です。
【オンサイト試験 】要件と直前の準備
オンサイト試験 では当日テストセンターに行く際に必要なものがありますので、
それらを準備して会場に向かって下さい。
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政府発行写真付きの身分証明書
- マイナンバー、パスポートなど
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上記身分証明書と名前が一致することが証明できる公的な身分ID
- 保険証、クレジットカードなど
-
試験申し込み完了時に送信されるメールに記載されている認証コード
- コードは受付時に必須なので、忘れずにメモをするか、メールを準備してください。
日時や時間帯を間違えず、遅刻せずに行きましょう♪
【オンライン受験】要件と直前の準備
オンライン受験では、認証コードが免除になっています。
前は必要なかったのですが、最近では政府発行身分証の提示が必要になりました。
オンライン受験で大変なのは、受験環境の準備です。
ここではその準備に対して記載します。
参考:オンライン試験の要件 - ServiceNow認定資格 - Credentialing Program Guide
受験時に必要なもの
オンライン試験を購入すると、Webassessorの"申込履歴"タブに以下の画像のようなボタンが表示されます。下記STEPを事前に実施しておく必要があります。
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受験時に使用するセキュアブラウザーをインストールしたPC端末
- Windows・macOSどちらでも可能です(linuxは不明)
- 特殊なブラウザーをインストールするので会社のPCではなく個人のPCであるのが望ましいです
- 試験環境を構築するために持ち運びできるノートパソコンであるのが望ましいです
-
外付けWebカメラ
- PC備え付けのカメラはNGです
- MacbookはiPhoneを外付けカメラにできますが、これはNGです
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密室で何もない(見えない)試験環境部屋
- 試験で試験監督がカメラを通じて受験者を監視するため、カンニング対策のために試験環境が適しているか重点的に確認します
- 本棚は文字が見えないようにし、デスク上の小物はすべて片付け、家具ができるだけないのが望ましいです
試験用のPCを準備
オンライン試験を購入すると、Webassessorの"申込履歴"タブに以下の画像のようなボタンが表示されます。下記STEPを事前に実施しておく必要があります。
STEP1:セキュアブラウザーのインストール
[Install secure browser]をクリックし、セキュアブラウザーのインストーラーをダウンロードし、インストールします。
オンラインで試験を行う際は、通常のブラウザーを使用することができません。
上記のセキュアブラウザーを使用が義務付けられるためインストールする必要があります。
使用するデバイスに応じで、インストーラーをダウンロードする必要があるので、インストーラーの指示に従いダウンロードします。
このブラウザーはアプリケーションから直接起動することはできず、試験開始時にWebassessorから起動できます。
STEP2:生体認証の登録
本記事ではSTEP2にボタンが表示されていませんが、生体認証を登録してない人は登録ボタンが表示されます(一度登録するとボタンは表示されません)。
ここではPCに接続したカメラ(備え付けでもOK)を使用して、監督官が受験者が本人か証明するための写真を撮影します。
利用規約に同意し、指示に従いながら撮影します。正常な写真がとれれば、Successfulyと出ますので、そこで完了です。
部屋の片づけ
下の画像は実際に私がテストした環境です。寝室を片付けました。外部カメラで受験者と使用するPCをカメラに収める必要があるので、カメラの距離を離すか、画角の広いカメラを用意します。
部屋の中には余計なものがないようにします。カメラを使用する部屋の中を360度、試験官に見せる必要があるので、余計なものがあると片付けるよう促されます。PC以外は見えない空間がおススメです。
またカメラの画面には自分の目線とPCの画面が見えるように配置する必要があります。
カメラの画角が広ければ、最寄りの個室コワーキングスペースを利用してもいいですね。
Webassessorから試験を開始する
試験はWebassessorの"申込履歴"タブから開始できます。
試験の10分前になると開始ボタンがに表示されますのでクリックしましょう。
試験10分前と聞くとトラブルがあった場合に心配になる間隔ですが、試験の開始は監督官とチャットでやり取りし、監督官が試験開始を促した際に、試験時間のタイマーが開始するので、安心してください。
しかし、このボタンは試験をスケジュールした時刻から20分経過すると開始できなくなりますので、ご注意ください。
<試験の開始前から開始ボタンの画像を貼る>
開始すると別ページに遷移します。
受験のための規約にチェックしていき、再度開始ボタンを押すことで、LockDawn Browser起動のポップアップが表示されるので起動します。
LockDawn Browser起動時に注意
LockDawn Browserは、裏で何かしらアプリケーションが起動していると起動できない仕様になっています。バッググラウンドで何かしらのアプリケーションが起動していると下記のようなポップアップが表示されています。
このポップアップは要約すると『下記のブラックリストに登録されているアプリケーションが実行されているので起動できません。LockDawn Browserを停止するか、アプリケーションをクローズします。』
ここで注意する必要があるのが、下のグレーのボタンは『実行しているこれらのアプリケーションをクローズする』という意味なので、押すべきボタンは下です。
上のハイライトされたボタンでは試験を進めることができません。
下のボタンを押してください。
(私はこれを勘違いし、試験に間に合わなかったことがあります)
試験官とのやりとり
LockDawn Browserが正常に起動すると現在使用しているカメラの映像、使用するマイクの設定が問題ないかテストが行われます。このテストがちょっとクセのある挙動をしており、1つづつテストを実行して、クリアをしたら次に進めるイメージで行ってください。
テストが終了すれば、監督官とのチャット画面でやりとりします。
日本語試験の場合、開始時点で日本語でのチャットで開始されますが、万が一英語でチャットされて分からない場合は、日本語に翻訳してほしい旨を英語で伝えましょう。
チャットでは身分証明書の確認、主にカメラの設置の調整作業、部屋に何もないかをカメラで確認する作業、注意事項を確認します。
試験開始!
準備が整えば、試験開始です!
オンサイトの試験と同様のUIで試験が開始しますので、焦らず臨みましょう。
トラブルがあった場合には?
私はセキュアブラウザーのポップアップの意味が理解できず、試験の開始時間に間に合わことができませんでした。このようなトラブルがあった場合には、Webassessorを提供する
の右下のチャットボタンでリアルタイムにサービスデスクとやりとりすることが可能です。
やり取りは自動的に翻訳されるようなので、日本語で回答することができます。試験の振り替えも当日に振り替えることができますので、何かあった際はこちらを利用してください。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!!
ここまで読んでいただけた方はいいねとストックよろしくお願いします。
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