RPAを使ってみて感じたこと、自分が思うRPAとの上手な付き合い方をまとめてみます。
唐突ですが皆さん、HUNTER×HUNTERは好きでしょうか?
私は好きです(特にクラピカ)。なかなか本編が更新されず辛い日々が続きますね。
久々に読み返していた際に、最近行っているRPA布教活動と、ふと繋がりました。
ですので今回は、**「RPAの適性をHUNTER×HUNTERの念能力習得過程と紐づけて解説する」**という謎にチャレンジングな記事を書いてみようと思います。
特に技術的な示唆はありませんが、「へぇ~、こいつアホだな」くらいの軽さで読んでいただけますと幸いです。
事例①:膨大な量の業務に追い込まれた時、RPAが助けてくれた
当時の私の出来事です。
①APIのないニッチな解析ソフトウェアを使って、大量の解析を近日中に実行する必要があった。
②実行ボタンを押して次の計算に切り替えるだけだが、解析数が多くかつ実行時間がかかるという難点があった。
③そこでRPAでできないかと考え、実際に作り実行。夜通しでRPAが働き僕は救われた..!!
事例②:要件定義をしてRPAを使ってみようとしたら、なんだか変な感じになった
これは上記の後に起こった、また別の出来事です。
こうして一つの実績を得た僕はマネジメントの期待も受け、従来業務のRPA化を検討することに。
①効果が大きくかつ再現性のある単純作業を見極め、業務フローを洗い出しRPA化へ!
②でも、、ファイル操作やエクセル処理はVBAやPythonの方が早いよな。
③しかもRPAを違う人のPCで実行すると、すぐに不具合起こすし..基本的にVBA, Pythonで処理するか!
④APIがないような社内ソフトウェアを使う時だけRPAでクリックや!!これで決まり!
必死のパッチでRobot作成の末、私は気づいた..。
⑤ん・・・社内ソフトウェアの仕様を変えてしまえば解決なのでは??
できあがったロボットはbatch fileやVBAを順次回し、フロー中に数回登場する社内ソフトウェアの所だけ、クリックして作業をするものであった。(しかもちょっと不安定)
こうして、僕は社内ソフトウェアを開発しているチームにコンタクトを取り、改善要求に至った。
これらの事例をHUNTER×HUNTERで置き換えてみたい。
これらの経験と、最近のHUNTER×HUNTER読み直しを経て、念能力設計とRPA開発は似てるなって思うようになりました。意味不明な方も多いかもしれませんが、少なくとも私はそう思ってしまいました。
まず、念能力の作られ方には2つあると思っています。
①敵に追い込まれギリギリの中で能力に目覚める
②自分の目的を踏まえ、どういった能力にすべきかを考え、開花させる
まず①の代表例ですが、、そう、、ヂートゥですね。
彼はモラウとの対決の際、ギリギリの状況に追い込まれた中で、その状況に最適なアイディアだった、”ボウガン”を念能力として生み出しました。
そして②の代表例は我らがクラピカです。
因縁の相手である幻影旅団を倒すために、練りに練ったアイディアが「鎖を使って敵を倒す」でした。
##どっちの念能力がいいか?そりゃクラピカですよ!
だって、ヂートゥの念能力は通用しなかったもの。
それは「自分は何がしたいか」「そのための最適な手段は何か」をきちんと検討・設計できていたクラピカさんの能力の方が完成度は高いわけです。
ですが私は問いたい。
僕らみたいな念能力ゼロな人間に、きちんとした設計はできますか??
そう、RPAは僕ら一般人でも念能力開花を後押ししてくれるサポートツールなんだ!
RPAは「誰でもヂートゥになれる」ための便利なサポートツールなんだ!!と今は感じています。土壇場で大量の業務を何とか即興で対処する。そんな時にRPAは最も輝くことができるのではないでしょうか。
ただし、あくまでRPAは即興での使用がいい。継続的な効果が見込まれるのならきちんとシステム設計に落とし込むべき。
RPAを上手に使いこなすことで、きっと現場にはたくさんの「土壇場」が繰り広げられていることが分かるだろう。そうした中で再現性や費用対効果が大きいものは、RPAを使わないシステム化を進めていくことがいいのではないだろうか。
プログラミングができない人にも自動化の機会を与え、「土壇場単純業務」を炙り出していく過程にこそ、RPAの意義があり、ひいては業務改革につながっていくのかもしれない。
だから私は明日も、ノーコード人材に向けてRPAのメリットを宣教するのである。
さいごに
今年はAdvent Calenderに投稿するぞ!といったやましい心意気が発端となり、このような記事を書き上げてしまいました。期待して読んでくださった方、申し訳ありません。
ただおかげ様で、自身の中でRPAの位置付けを以前より明確にすることができました。
ありがとうございました。