~前書き~
CTFは月に50程度開催されていますが、どれに参加するか悩む初心者の方が多いんじゃないかと思います。
日本主催の大会は初心者用の問題も用意されているので確実にオススメできるんですが、学生向けの大会だったりして社会人が参加できる大会はかなり少ないです。
ちなみに私は以下の4つ以外でCTF初心者(社会人)が参加できる大会を把握できていません。
(もし他にもあればぜひコメントで教えてください!)
・SECCON
・SECCON For Begginners
・TsukuCTF
・防衛省CTF
なのでスケジュールや体調の関係で1大会でも参加できないと年に3回しかCTFを経験できません。
そこで海外の大会という選択肢が出てくるわけですが、今回はCTF TIME(後述)というまとめサイトを使って初心者向けCTFの見分ける方法についてご紹介したいと思います。
CTF TIMEとは
「CTF TIME」とは、直近30日間のCTFの開催予定や大会公式URL、概要などを確認できるまとめサイトです。
世界中で開催されているCTFがカレンダーに表示されます。
下記URLからアクセスできます。
https://ctftime.org/calendar/
このままだとCTFが多すぎるので絞り込んでいきたいと思います。
条件①:開催日時
青丸が付いているものは開催時間が短く、時差がある国が主催の場合は深夜開催になります。
また、開催時間が短いものはその開催組織の社員のみ参加可能なイベントだったり、現地で開催するタイプだったりするので除外します。
条件②:weight
カレンダーの画面で大会名をクリックすると大会の概要を確認できるURLが表示されるので、そこから概要ページに飛べます。
そこでFuture weight や Rating weight が0じゃない大会は難しいことが多いため除外します。
<Future weight や Rating weight が0じゃない大会>
<Future weight や Rating weight が0の大会>
ちなみにto be determined(未定)になっている大会もあったりします。
0より大きいweightになることもあるので、他に参加できそうな大会が複数あるのであれば除外してしまっていいです。
<Future weight や Rating weight がto be determinedになっている大会>
条件③:Format
FormatがJeopardy以外のものはたいてい難易度が高いCTFなので除外します。
条件④:Write upの有無
大会名 + 「Write up」で検索しても過去大会の解答例がヒットしない場合は過去大会同様にWrite upが投稿されない可能性が高いので除外します。日本語の記事がヒットするかどうかの観点で検索するとさらに絞り込むことができます。
まとめ
CTF TIMEを眺めているとどれに参加するか悩んでしまいますが、
下記の①~④の条件で絞り込むことで、大会紹介ページを全て読むことなく月3件程度に絞り込むことができます
絞りこみ過ぎてしまった場合はお好みでどれかの条件を外してみて下さい。
①Rating weight が0(できればFuture weight も0)であること。
②時差を気にしなくて良い大会(24時間以上開催している大会)であること。
③ FormatがJeopardy 形式であること。
④大会名 + 「write up」で検索すると過去大会の解答例がヒットする(可能であれば日本語記事がヒットすること)。
<追伸>
コメント投稿は公開しておりますが、お手柔らかにお願いします。
ゆとり世代とZ世代の中間世代なので、ものすごく傷付きやすいです。