0
0

More than 3 years have passed since last update.

ラビットチャレンジ Stage1 応用数学 統計学1  レポート

Posted at

1.集合とは

集合とは何か?

  物の集まりのことである。
  数学的に記載すると
$$ S = \left\{ a,b,c,d,e,f,g \right\} $$
  と表す。
  上記は、「Sという集合はa~gまでの要素でできている」と表されている。
  また、その他に「aはSの中に含まれている」といった事を表す式がある。
$$ a \in S $$
  この式は反転させても問題なく、
$$ S \ni a $$
  という書き方であれば同じ意味である。
  集合の中にある「要素」というのは明確に区別することができる。
  
  もし、この集合Sの中に違う集合Mがあった場合、以下のように表すことができる。
$$ M \subset S $$

  さらに、集合に含まれるor含まれないということも明確に区別ができ、以下で表される。
$$ h \notin S $$

  確率・統計に登場する「事象」は「集合」として取り扱うことができる。

和集合と共通部分

  ある、集合AとBが存在した時、「AまたはBに含まれている」状態の事を「和集合」という。
  さらに、「集合Aと集合Bのどちらにも含まれている」状態の事を「共通部分」という。

  数式で表すと以下になる。
  ・和集合
   $$ A \cup B $$

  ・共通部分
$$ A \cap B $$

絶対補と相対補

  和集合と、共通部分とは別に、
  「全ての事象の中で集合A以外の全て」の状態を「絶対補」と呼ばれたり、
  「集合Aと集合Bの中で集合Aを除いた」状態を「相対補」と呼ばれている。

  ・絶対補
  $$ U \setminus A = \overline{A} $$

  ・相対補
$$ B \setminus A $$

  と表したりする。

2.確率

確率とは

  確率の考え方には2つの考え方が存在する。
  
  1.頻度確率(客観確率)
   ・発生する頻度
   例:「10本のうち一本だけ当たりのクジを引いて当選する確率は10%である」という事実
  
  2.ベイズ確率(主観確率)
   ・信念の度合い
   例:「あなたは40%の確率でインフルエンザです」という診断

 

確率の定義
     P(A) = \frac{n(A)}{n(U)} = \frac{事象Aが起こる数}{全ての事象の数}

条件付き確率

  ・ある事象Bが与えられた上で、Aとなる確率
    例:雨が降っている条件下で交通事故に遭う確率
  
   \begin{eqnarray}
    P(A|B) = \frac{P(A \cap B)}{P(B)} \\
           = \frac{n(A \cap B)}{n(B)}
   \end{eqnarray}

独立な事象の同時確率

 ・お互いの発生には因果関係のない事象Aと事象Bが同時に発生する確率
  
   P(A \cap B) = P(A)P(B|A) = P(A)P(B)

和集合の確率

  
    P(A \cup B) = P(A) + P(B) - P(A \cap B)

  
  和集合は単に、P(A) + P(B)するだけでは、事象Aと事象Bが重なっている部分が二重に
  数えられてしまうので、最後に、$ P(A \cap B) $を除いてあげる必要がある。
  もし仮に、事象Aと事象Bが重なることがなければ、単純に、P(A) + P(B)で良い。

ベイズ則

  例題:ある街の子供たちは毎日1/4の確率で飴玉をもらうことができ、
     飴玉をもらうと1/2の確率で笑顔になるという。
     その街の、笑顔な子供が飴玉をもらっている確率を求めよ。
     (ただし、この街の子供達が笑顔でいる確率は1/3である。)
  
  考え方:一般的に事象Aと事象Bに対して・・・
  
     P(A)P(B|A) = P(B)P(A|B)

      と考えることができる。

      内容を整理すると
      $P(飴玉) = \frac{1}{4} $  $P(笑顔|飴玉) = \frac{1}{2}$  $P(飴玉) = \frac{1}{3} $

      このように内容を整理すると、以下のことが導き出される。
  

    \begin{eqnarray}
     P(笑顔|飴玉) × P(飴玉)= P(笑顔 \cap 飴玉) \\
     \\
     P(笑顔、飴玉)= P(飴玉、笑顔) \\
     \\
     P(飴玉 \cap 笑顔) = P(飴玉|笑顔) × P(笑顔)
    \end{eqnarray}

       整理した内容に実際の数字を入れると・・・
  

       \frac{1}{2} × \frac{1}{4} = \frac{1}{8} \\
       \\
       \frac{1}{8} = P(飴玉|笑顔) × \frac{1}{3}
       \\
       P(飴玉|笑顔) = \frac{3}{8}

      となる。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0