6
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

ロケール環境設定を理解して使う

Last updated at Posted at 2019-04-22

ロケール環境は全部で8種類あります。
それぞれに意味や優先順位、グループが存在します。

  • LANG
  • LC_COLLATE
  • LC_CTYPE
  • LC_MESSAGES
  • LC_MONETARY
  • LC_NUMERIC
  • LC_TIME
  • LC_ALL

設定の仕方

それぞれの環境変数は以下のように設定をします。

export LANG=en_US.UTF-8

ロケール環境の意味

LANG

LANGは少々特殊な役割をしています。

LANGを設定するとロケール環境の大半がLANGと同じ内容で設定されます。
例えばexport LANG=en_US.UTF-8を設定したとすれば、

スクリーンショット 2019-04-22 11.12.53.png

このように設定されます。(LC_CTYPEとLC_ALLは変更されていません)

LANGの優先順位は一番低いため、その他のロケール設定で部分的に上書きして使うことができます。

LC_COLLATE

文字のソート順に使用します。

LC_CTYPE

文字数の計算や判定に使用します。

LC_MESSAGES

通知・診断メッセージや対話式応答のフォーマットに使用します。

LC_MONETARY

通貨のフォーマットに使用します。

LC_NUMERIC

通貨ではない数値のフォーマットに使用します。

LC_TIME

日時フォーマットに使用します。

LC_ALL

LC_ALLは全てのロケール環境設定を一括で設定するためのものです。
LC_ALLの設定は最優先のため、その他のロケール設定を全て上書きします。

その他

その他にもいくつかロケール環境がありますが、localeコマンドで出力される有名な環境はこれだけです。

参考

6
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?