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ロケール環境設定を理解して使う

Last updated at Posted at 2019-04-22

ロケール環境は全部で8種類あります。
それぞれに意味や優先順位、グループが存在します。

  • LANG
  • LC_COLLATE
  • LC_CTYPE
  • LC_MESSAGES
  • LC_MONETARY
  • LC_NUMERIC
  • LC_TIME
  • LC_ALL

設定の仕方

それぞれの環境変数は以下のように設定をします。

export LANG=en_US.UTF-8

ロケール環境の意味

LANG

LANGは少々特殊な役割をしています。

LANGを設定するとロケール環境の大半がLANGと同じ内容で設定されます。
例えばexport LANG=en_US.UTF-8を設定したとすれば、

スクリーンショット 2019-04-22 11.12.53.png

このように設定されます。(LC_CTYPEとLC_ALLは変更されていません)

LANGの優先順位は一番低いため、その他のロケール設定で部分的に上書きして使うことができます。

LC_COLLATE

文字のソート順に使用します。

LC_CTYPE

文字数の計算や判定に使用します。

LC_MESSAGES

通知・診断メッセージや対話式応答のフォーマットに使用します。

LC_MONETARY

通貨のフォーマットに使用します。

LC_NUMERIC

通貨ではない数値のフォーマットに使用します。

LC_TIME

日時フォーマットに使用します。

LC_ALL

LC_ALLは全てのロケール環境設定を一括で設定するためのものです。
LC_ALLの設定は最優先のため、その他のロケール設定を全て上書きします。

その他

その他にもいくつかロケール環境がありますが、localeコマンドで出力される有名な環境はこれだけです。

参考

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