会社のAWS環境で自分が利用している分のコストを確認したい
AWSを会社で利用する場合、複数のIAMユーザーを社員毎に割り当てる構成を取っていることが多いかと思います。
本記事は「自分がどのくらいのコストを課金しているのか確認する方法」のメモです。
AWS Cost ExplorerはIAMユーザー別に表示してくれない。
AWSのコストの確認は「AWS Cost Explorer」によって行えます。
「どのサービスで何ドルの課金を行ったのか」など以下の画像のように確認できます。
しかし、肝心の「IAMユーザー別」にコストを確認することが出来ないため少し不便です。
(2022/08/12時点では機能がありませんが今後実装される可能性があります。)
タグによるコスト確認を利用しよう
AWSには利用するリソースの作成時に「タグ」を付けることで管理を簡単にすることが出来ます。
コスト管理もタグのメリットの一つで、自分用のリソースを作成するにはタグを付与することを忘れないようにしましょう。
例えばリソース作成時に「USERNAME」タグに自分の名前を記載するというルールにします。
すると、Cost Explorerのグループ化について、「USERNAME」タグを選ぶと自分の名前でいくら課金しているかがわかります。
以下「グループ化の条件」を特定のタグに指定した際のコストを表示した画面です。
また、タグはコスト確認以外にも「特定のタグが付いているリソースを一斉削除」したり、管理面でも便利な使い方が出来ますよ。
以下の記事は実用的で私も実装したいと思う記事でした。
おまけ:IaCによるタグ付与がオススメ
ここで、普段マネージメントコンソールをポチポチしてリソース作成を作成している人は、
「タグをつけるのなんて忘れちゃうよ/めんどくさいよ!」
と思っていることでしょう。この機会にTerraformなどのIaCツールを利用しましょう。
タグのつけ忘れが無くなることでしょう。
そもそもIaCというのは何ぞや。という方は、「マネージメントコンソールでぽちぽち」せずに「CUIでリソース作成ができるツール」くらいに思ってぜひチャレンジしてみてください。とても便利ですよ。
また、Terraform以外にはAWS専用の「AWS CloudFormation」などがありますが、Terraformは他のパブリッククラウド(Azure, GCP, OCI)にも対応しているのでTerraformをオススメさせていただきます。
☆参考:Terraform