AWS CDKを使ってみよう!と意気込んだものの、利用するための環境がなければどうしようもありません。
Cloud9を使うのも一つの手ですが、今回はWSL2(Ubuntu)を使って環境を整えていきます。
バージョン管理ツールの導入
バージョン管理にはasdfを利用します。
細かい手順や別環境への導入はasdfのガイドを見ながら行うのが良いかと思います。
https://asdf-vm.com/guide/getting-started.html
apt install curl git
git clone https://github.com/asdf-vm/asdf.git ~/.asdf --branch v0.13.1
~/.bashrcの末尾に以下の2行を追加します。
. "$HOME/.asdf/asdf.sh"
. "$HOME/.asdf/completions/asdf.bash"
asdfの導入はこれで完了です🎉
aws-cdkのインストール
記事を書いているときのAWS CDKのプライマリ言語はTypeScriptとなっているので、TypeScriptを利用します。
TypeScriptを利用するためには、Node.jsが必要となりますのでNode.jsのインストールから進めていきます。
Node.jsのインストール
まずは、どのようなバージョンがあるかを確認します。
asdf list all nodejs
ずらっと出てきますが、今回は18.18.0を導入します。
asdf install nodejs 18.18.0
asdf global nodejs 18.18.0
グローバルバージョンは ~/.tool-versionsに記載されています。
余談ですが、Node.js 14を導入していた環境でaws-cdkを利用しようとしたところ、
バージョンが古いから16以降にあげろとエラーで怒られたことがありました。
今回はその反省も踏まえて、LTSである18.18.0を選択しています。
導入時にはぜひその時のLTSを確認して導入してください。
TypeScriptのインストール
npmを使ってインストールしていきます。
npm install -g typescript
typescriptのバージョンの確認は以下のコマンドで利用できます。
npm show typescript version
aws-cdkのインストール
公式リファレンスを参照しています。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/cdk/v2/guide/getting_started.html
npmを使ってインストールしていきます。
npm install aws-cdk-lib
'cdk'というコマンドを利用できるように、エイリアスの設定をしておきます。
alias cdk="npx aws-cdk"
プロジェクトの作成
以下の公式リファレンスを参照しています。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/cdk/v2/guide/work-with-cdk-typescript.html
作業ディレクトリを作成し、移動して、プロジェクトの初期化を行います。
mkdir aws-cdk
cd aws-cdk
cdk init app --language typescript
初期化が完了すると、依存関係も含めてインストールされた状態になります。
以上で完了です!🎉 おつかれさまでした