お疲れさまです、みやもとです。
先日参加したオンラインイベントが楽しかったので、さっそくレポートを書いてみることにしました。
WAKE Careerさん主催「女性エンジニア必見!LangChainとLangGraphによるRAG・AIエージェント[実践]入門」です。
以前のイベントレポートを見てくださった方はお気づきかもしれません。
みやもとがエバンジェリストとして参加させていただいているコミュニティ「WAKE Community」の運営会社、bgrass株式会社の転職サービスがWAKE Careerですね。
タイトルで女性エンジニアを強調されていますが、ほとんどのオンラインイベントは性別問わず参加可能で今回も男性参加者がいらっしゃいました。
いつも通りの簡易レポートなので、詳細は後日アップロードされるであろうアーカイブをご参照いただけましたら幸いです。
イベント概要
書籍『LangChainとLangGraphによるRAG・AIエージェント[実践]入門』をベースに著者の方々のLTやパネルディスカッションが行われました。
個人的にRAGは「興味はあるけど何に使ったらいいのかよくわからない」という感じ。
何か作るヒントになるかなーという期待を抱いての参加です。
あと個人的に、新卒の頃の資格試験ですごく頼りにしていた試験対策本の出版社さんが出された本なのでわりと無条件に印象が良いです。
LT①:「なぜいまAIエージェントか?」
株式会社ジェネラティブエージェンツ取締役COO 吉田真吾さんのお話です。
ご自身がAIを組み込んで作った社内質問対応BOTのお話から始まり
- AIエージェントに関するここ数年の流れ
- LLMとAIエージェントの何がかみ合って発展しているのか
- なぜAIエージェントをLangChainで作るのか
といったお話をうかがいました。
LangChainについては「名前をよく聞くなー」という程度の知識しかなくRAGと同様にどう使ったものか想像がつかないものだったので、ここお話を聞いたことで少し興味がわきました。
LT②:「LangChainとLangGraphによるRAG・AIエージェント[実践]入門」
こちらも株式会社ジェネラティブエージェンツ取締役CTO 大嶋勇樹さんのお話。
プロフィールを拝見して、以前に参加した勉強会の主催コミュニティを運営してらっしゃる方と知りびっくりしました。
こちらはさらに本の内容に関するお話が深められた印象です。
先のLTでもふれられた「なぜLangChainなのか」というところに関して、「LangChainがLLMアプリケーション開発の幅広いユースケースを対象としている、翻ってLangChainを学ぶことがそのままLLMアプリケーション開発基礎を学ぶことになる」というお話になるほど!と納得。
「RAGはLLMを使った処理としては定番だからこそ精度が話題になる。精度改善を理屈だけで考えているとわからなくなるからハンズオンでやってみよう」というくだりも、「作って動かさないとわからん…」となりがちな私にとってはすごくありがたいお話でした。
パネルディスカッション
ここからは登壇されたお二人に加えて、株式会社ジェネラティブエージェンツ代表取締役CEO 西見公宏さんと主催コミュニティからだむはさんによるパネルディスカッション。
テーマとして挙げられた話題やslidoで募集した質問への回答等、いずれも聞きごたえのあるお話ばかりでした。
印象に残ったのは
- LLMはなんでもできそうに見えてできないこともある。エンジニアはどこまでできるか見極めることが大事
- チャット型アプリケーションがLLMの代表的ユースケースになっているからこそプロンプトの良し悪しで成果が違う。でもプロンプトの書き方がすべてかというと違うのでは?
- AI含め新しい技術はいち早く使っていかないといざ利用したいときに何もわからない。日本ではそのリスクが軽視されやすい
というあたりのお話。
特にプロンプトの書き方に関して、私もプロンプトをいじって満足している節があったので「言われてみれば」と衝撃を受けました。
イベント参加の感想
挑戦したことのない技術に関するお話はどれも新鮮ですが、今回は特に「聞いた話をもとに何かやってみたい!」という意欲がわいてきましたね。
趣味で作ったLINEBOTはいずれもRAGを使わないものだったので、これを機にRAGを使った何かを作ってみたいと思います。
何を作るかがまた思い浮かばないのが困ったところです。
もっと詳しく知りたい方へ
「みやもとのレポートわかりにくい」「もっと詳しく知りたい」という方は、ぜひイベントアーカイブをご視聴ください。
WAKE Careerでは過去のイベントをアーカイブとして公開されていて、登録ユーザーが好きな時に見られるようになっています。
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サービスの登録は諸事情でちょっと、という方は、ConnpassのWAKE Careerをフォローして直接イベントに参加してみちゃいましょう。
性別問わず結構気軽に参加できるイベントいっぱいありますよ!