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WAKE Career オンラインイベント「iCARE/YOUTRUST/STORESの成長を支えるRailsアプリケーション開発の裏側」レポート

Last updated at Posted at 2024-07-19

おつかれさまです、みやもとです。

このたび、WAKE Community認定エバンジェリストとなりました!

WAKE Communityは女性IT/Webエンジニア向けハイスキル転職サービス「WAKE Career」が運営するコミュニティで、リブランディング前の「Waveleap」の頃からお世話になってきました。
エバンジェリスト募集となった時、何らかの形で活動を応援したいと思って応募、めでたく決定となった次第です。
詳細はこちらの記事をご参照いただけましたら幸いです。

エバンジェリストの役割について、上記参照先記事ではこう記述があります。

エバンジェリストだから、何か強制的に取り組みを実施する必要はありません。
ご自身が伝えたい、広めていきたいという思いからの活動がエバンジェリストの役割だと考えています。

たぶん私が楽しんだことを共有できればオッケーですね?
ということで、さっそく先日参加したオンラインイベントの簡単なレポートを書きたいと思います。

メモを取る手が間に合わなかったので要点のみのところが多いです。
あとスクショも間に合いませんでした。
詳しく知りたい方はアーカイブ配信の視聴をおすすめします
(視聴方法については後述)

ここからイベントレポート

今回参加したのは、「iCARE/YOUTRUST/STORESの成長を支えるRailsアプリケーション開発の裏側」というオンラインイベントです。

WAKE Careerではかなり頻繁にオンラインイベントを開催しています。お昼休み時間内に収まるぐらいのインタビューや夜にがっつり時間を取って企業の方からお話をうかがうトークイベントのほか、キャリアの棚卸ワークショップ等もあります。

今回はタイトルにもあるようにiCAREから工藤さん、YOUTRUSTから寺井さん、STORESから今泉さんと3社からエンジニアの方が参加されてのLTとパネルディスカッションがメインのトークイベントでした。

ちなみにWAKE CareerのオンラインイベントはZoom開催です。
事前にアプリ入れとく方が視聴がスムーズかも。

会社紹介

まずは主催bgrass株式会社と運営サービス「WAKE Career」の紹介でイベント開始。
「IT業界のジェンダーギャップを融かす」というミッションのもとにどんなサービスを提供しているか、何を目指していくかというお話がありました。

さくっと紹介が終わった後はいよいよLTです。

技術LT① 8周年を迎えた健康管理システム「Carely」の技術課題とこれから

最初のLTは株式会社iCARE CTO / Development部 部長の工藤 大弥氏。
iCAREという企業についてはなんとなく聞いたことがあったのですが、恥ずかしながらプロダクト等については知らなかったので今回のイベントで知ることができてその時点ですでに勉強になりました。
ご自身の経歴やiCAREに入社した理由、プロダクトの紹介に続いていよいよ技術課題の話。

工藤さんは4代目CTO、既存のシステムを引き継いで運用改善を続けておられる立場。
成長のボトルネックが技術的な課題によるものではいけない、それを防ぐのがCTOの仕事。
企業の成長やシステムの目的の変化によってその時々のベストは変化するので、ベストを保つための継続的な改善をしやすいアプリケーションでありたい、とおっしゃっていたのが印象的でした。

そして開発におけるRailsについては、

  • 致命的な技術的負債がないのはエンジニアの努力と、Railsによってある程度開発の方向性が決まっているおかげ
  • 事例が豊富で先人の知恵が多く共有されている安心感がある

との評価でした。

技術LT② SNS特有のタイムライン機能におけるYOUTRUSTの工夫点

続いてのLTは、株式会社YOUTRUST プロダクト開発部 チームリーダー 寺井 省吾氏。
YOUTRUSTはエンジニアコミュニティのイベントに参加し始めたころに知って登録だけしていたのですが、「キャリア」とつくSNSに何書けば…?と投稿の手が止まってしまってしばらく放置していました。
これを機会に改めて触ってみよう、と心に決めてお話をうかがいます。

YOUTRUSTのタイムラインその他に使われているリストの取得に関するお話で、リスト取得の各種方法とそれぞれのメリット・デメリット等、Rubyに限らずリストの処理において課題になりがちな点だと思います。
現在参画中の仕事で一覧表示画面を作っているのもあって、大変興味深い内容でした。

詳細はこちらのブログ記事にも書かれているので、ご興味ある方はご一読を。

「システム側の都合でユーザーが不利益を被るのを許容しない」という企業の方針が特に印象に残りました。
実際には貫き通すのは難しい理想を実現できる、公言できるのはすごいことです。

技術LT③ RubyとRuby on Railsのバージョンアップを継続するコツ

最後のLTは、STORES株式会社 テクノロジー部門 メンバーの今泉 麻里氏。
こちらも名前は知りつつ具体的なサービスやプロダクトについてはあまり知らなかったので、己の浅学を恥じながらお話をうかがいます。
STORESでは常にRubyの最新版を使っている、ということにまず驚くみやもと。
Java 8より新しいバージョンの現場に入った覚えがないので、言語は違えど常に最新を保ち続けるということがかなり衝撃的でした。

どうして最新版を使うのか、という疑問に対して、ほかにも理由を挙げつつ最初に「新機能を使うのは楽しいから」と出てきたところは個人的にかなり共感。楽しいですよね!
バージョンアップのサイクルや情報源等RubyやRailsに関することや、金曜日はアップデートをやらない等運用上のトラブル回避のための方針、すごく盛りだくさんのお話でした。
惜しむらくは私がRuby未経験者で、お話の一部にいまいち実感が伴わなかったことでしょうか。
興味だけはあるんですが、なかなか手を付けられないまま今に至ります。

パネルディスカッション

お三方のLTが終わって、ここからパネルディスカッション。
トークテーマの合間に参加者からの質問をはさみつつ進みました。
特に印象に残ったテーマだけまとめていきます。

トークテーマ① 各社のアプリケーション開発チーム、どんな感じ?

最初のテーマは開発チームについて。

  • 経験年数やフロント・サーバーサイドの要員が入り混じりつつ目的を共有できるかということを重視している
  • 勢いがあり、新しいものをチームとしてどんどん取り込んでマージしていく
  • 個人としては積極性を持ちつつ、製品に対しては使うお客様のことを考えて丁寧さを

など、企業ごとに重視するところはちょっとずつ違っているようです。
共通する点としては、(一部私の推測も含みますが)各社とも大人数のチームというより機能ごとに少人数チーム同士で連携しているのかな?という印象でした

トークテーマ② Rubyのここが好き!

次のテーマはRubyの好きなところ。

  • それまでの経験言語と比較してわかりやすい
  • 柔軟でプログラマへの信頼を感じる
  • コミュニティがあったかい

聞いているだけで愛にあふれていて、Rubyという言語の愛されようがほほえましくもちょっと驚いたり。
また、ユニークだなと感じた意見として「文字コードを好きに使える」というのもありました。

上記のほかにも、過去の失敗についての質問や開発方式に関する話、過去の自分に一言!と全体的に和気あいあいとして楽しいトークでした。

感想

いろいろ興味深いお話を聞いて充実したイベントでしたが、特に印象に残ったのは

  • 仕事で使うだけにおさまらないRuby愛
  • 参加者に占める(おそらく)男性割合

でした。

前者は「単に仕事で使うから」だけで説明がつかないぐらい「Rubyいいよ!」という雰囲気を登壇者の方から感じられて、少なからず驚いたところがありました。
私自身は今までの仕事でCOBOLとJavaを経験していて特にCOBOLに対しては愛憎入り混じる感情を覚えますが、皆様から感じたような愛を向けられるかと自問するとだいぶ自信がありません。
いつかJavaにそんな愛を抱けるのか、それともこの先出会うのか。

次に後者について、WAKE Careerイベントは性別問わず参加できるものが多く開催されています。
とはいえ女性エンジニア向けサービスということもありますし、登録者限定のイベントもあるので今までのイベントではそれほど男性の参加が多くない印象でした。
それが今回、(こういう判断もある種バイアスかなと思うところですが)おそらく男性かな、と思う名前が少なからず見られました。
性別関係なく魅力的なイベントになっていたのかな、と思うと、いち参加者の身ながらなんとなく嬉しい。

もっと詳しく知りたい方へ

「みやもとのレポート簡易にもほどがある」「もっと詳しく知りたい」という方は、イベントアーカイブ視聴をおすすめします。
WAKE Careerでは過去のイベントをアーカイブとして公開されていて、登録ユーザーが好きな時に見られるようになっています。
ログイン後、メニューの「アーカイブ」から過去のイベント動画を視聴できるのでぜひ。

サービスの登録は諸事情でちょっと、という方は、ConnpassのWAKE Careerをフォローして直接イベントに参加してみちゃいましょう。
先述の通り性別問わず、転職は考えてないけどちょっと聞いてみたいな、ぐらいのスタンスで参加できるイベントいっぱいあります。

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