【完走賞】MxShun ひとりマラソン 🏃 Advent Calendar 2022 毎週月曜日は読書した内容をアウトプットしよう!3記事目です。
本書はオライリーが発行する、「エラスティックリーダーシップ」というリーダーシップモデルをもとにチームを学習する力のある自己組織化された状態へと育てる方法を解説した本です。
一度、AStudy+ という LT イベントで整理し発表したことがあるのですが、学び直しの意味も込めてその内容を再整理したいと思います。
まとめ
いきなりまとめですが、エラスティックリーダーシップというリーダーシップモデルでは「チームの状況に合わせたエラスティックなリーダーになろう。」ということが書かれています。
ちなみに、エラスティックとは Elastic Compute Cloud とかの Elastic のことで、私は「柔軟性」と解釈をしています。つまり、チームの状況に臨機応変に合わせる柔軟性のあるリーダーになろうということです。
下の図は、チームの状況 と それに合わせたリーダー像 を図示したものです。
3つの円はチームの状況と全体に占める割合を、矢印はチームの状況の遷移を示しています。そして、円の近く示すのがリーダー像です。
チームも状況とリーダー像
3つの状況とそれに合わせたリーダー像を説明します。自分がいま属するチームがどの状況にあるか当てはめて考えてみてください。
サバイバルモード
サバイバルモードとは次の状態のチームを指します。全体のなかで一番大きな割合を占めます。
そして、サバイバルモードにいるチームに適したリーダーは指揮統制型リーダーです。
学習モード
学習モードは次の状況のチームを指します。
そして、学習モードにいるチームに適したリーダーはコーチです。
自己組織化モード
最後の自己組織化モードは次の状況のチームを指します。
そして、自己組織化モードにいるチームに適したリーダーはファシリテータです。
所感
リーダーたるもの、メンバー全員が滞りなく作業できるように指示を出すものと認識していた自分にとってはかなり衝撃的な内容でした。エラスティックではなかったなと。
チームは生もので日々刻々とその状況は変化しています。リーダーも(はたして、リーダーという言い方が正しいかもはなはだ疑問ですが)、その状況に応じて対応することが大切だといまでは理解を新たにしています。
さて、みなさんの所属するチームはどの状況にあてはまりましたでしょうか。