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DjangoアプリをGAEへデプロイ

Last updated at Posted at 2024-09-03

記事を作成しようとしたきっかけ

GAEへデプロイしようとしたところ、かなり詰まったので自分なりにまとめてみました。
初心者なので間違えている点などありましたらご指摘ください。

作業には費用が発生しますのでご注意ください。
GCPに登録したばかりの人は無料クレジットで対応できます。

Google Cloud CLI をインストールする

上記のリンクより、gcloudSDKのインストールを行います。

gcloud CLI の最新バージョンのインストール

先ほどのリンクから開ける画面を少し下に移動すると、gcloud CLI の最新バージョンのインストールという項目があるかと思います。
こちらでは、今現在使用しているPCの機種を選択します。

スクリーンショット 2024-09-03 21.47.37.png

機種に対応したパッケージをダウンロードする必要があるため、プラットフォームに対応したパッケージをダウンロードします。

uname -m

上記のコマンドを実行するとハードウェア名を確認することができます。
そちらと同じプラットフォームを選択してダウンロードしましょう。

スクリーンショット 2024-09-03 21.48.21.png

ダウンロードしたファイルは ホームディクトリへ移動させてください。

Google Cloud SDKのインストール

先ほどホームディレクトリへ移動させたパスまで移動してください。
macの場合はこんな感じです。

/Users/google-cloud-sdk

windowsなら

C:\Users\google-cloud-sdk

パスの確認が取れたら以下のコマンドを実行し、Google Cloud SDKをインストールしていきます。

./google-cloud-sdk/install.sh

いくつかの質問が投げられるので、答えていきましょう。

まず1つ目の質問

Do you want to help improve the Google Cloud SDK (y/N)?

意味としては、Google Cloud SDK の使用データやエラー報告を Google に送信して、SDK の改善に貢献するかどうかを問われています。
今は無視でOKなので「N」を選択します。

2つ目の質問

Modify profile to update your $PATH and enable shell command completion?

Do you want to containue (Y/n)?

簡単に説明すると、gcloudコマンドを使うパスは今のパスで良いか?という問いです。
nを選択すると手動で設定を行う必要があるため面倒です。
ここでは「Y」を選択し、自動で$PATHの更新を行ってもらいましょう。

3つ目の質問

Enter a path to an rc file to update, or leave black to use
[/Users/redordingguest/.zshrc]:

ここはEnterキーを押下でOKです。
意味としては、.zshrcファイルを更新しますが大丈夫ですか〜?みたいな感じです。

Google Cloud CLIの初期設定

ここまで完了すれば、続いてgcloud CLI の初期化を行っていきます。
こちらはホームディレクトリで実行し、対話形式で設定を行っていきます。

./google-cloud-sdk/bin/gcloud init

上記のコマンドを使います。
それでは流れを見ていきましょう。

% ./google-cloud-sdk/bin/gcloud init
Welcome! This command will take you through the configuration of gcloud.

⭐️ configration(設定名)を選択する必要がありますが、こちらは問答無用で1でOKです。 ⭐️
Pick configuration to use:
 [1] Re-initialize this configuration [default] with new settings 
 [2] Create a new configuration
Please enter your numeric choice:  1

Your current configuration has been set to: [default]

You can skip diagnostics next time by using the following flag:
  gcloud init --skip-diagnostics

Network diagnostic detects and fixes local network connection issues.
Checking network connection...done.                                                                            
Reachability Check passed.
Network diagnostic passed (1/1 checks passed).

⭐️ どのgoogleアカウントを使うかの設定をします。ここでは基本1で大丈夫です。 ⭐️
Choose the account you would like to use to perform operations for this configuration:
 [1] xxxxxx@gmail.com
 [2] Log in with a new account
Please enter your numeric choice:  1

You are logged in as: [xxxxxx@gmail.com].

⭐️ どのプロジェクトを使うかの設定をします。ご自身のプロジェクトを選択してください。 ⭐️
Pick cloud project to use: 
 [1] xxxxxxx
 [2] xxxxxxx
 [3] Enter a project ID
 [4] Create a new project
Please enter numeric choice or text value (must exactly match list item):  2

Your current project has been set to: [ここはプロジェクトIDです].
 ~~~~~ ~~~~~ ~~~~~ ~~~~~~
* Run `gcloud --help` to see the Cloud Platform services you can interact with. And run `gcloud help COMMAND` to get help on any gcloud command.
* Run `gcloud topic --help` to learn about advanced features of the SDK like arg files and output formatting
* Run `gcloud cheat-sheet` to see a roster of go-to `gcloud` commands.

これにて設定は完了です。

GCPプロジェクトの作成

上記のリンクからGCPに遷移します。
下記のような画面に遷移するため、プロジェクト項目を選択します。

スクリーンショット 2024-09-03 12.33.33.png

続いて、新しいプロジェクトを選択します。

スクリーンショット 2024-09-03 12.37.53.png

プロジェクト名を入力し、作成ボタンを押下します。

プロジェクト作成は以上になります。

GAE開始

作成したプロジェクトに入り、検索バーから「App Engine」を検索し、選択します。
次に「アプリケーションを作成」ボタンを選択します。

スクリーンショット 2024-09-03 12.40.34.png

アプリケーションが作成されたら、リージョンの設定を行なっていきます。
画像がなくすみません。。。

※App Engineの初期化中のエラーが出る場合
以下の画像のようにエラーが出る場合は、時間を置いてから再度実施すればOKです。
初期化中なので、GCP側で何かやってるんでしょう。笑

b53505fa-0149-45dc-a5c3-8239acb8075e.png

リージョンを「aisia-notheast1」で選択し「次へ」をクリックします。
aisia-notheast1とは東京リージョンのことです。

続いて、リソースの設定を行なっていきます。
Languageを「Python」に設定し、Enviromentを「標準」に設定します。

スクリーンショット 2024-09-03 12.44.41.png

これにてApp Engineの設定は完了です。

app.yamlファイルの作成

GAEでデプロイを行う際は、app.yamlファイルをBASE_DIR直下に配置する必要があります。

ファイル構成としてはこのような形です。

project                    
├── config                    
│   ├── __init__.py
│   ├── asgi.py
│   ├── settings.py
│   ├── urls.py           
│   └── wsgi.py # 重要
├── myapp                 
│   ├── __init__.py
│   ├── admin.py
│   ├── apps.py
│   ├── migrations  
│   ├── models.py
│   ├── tests.py
│   └── views.py                                
├── ⭐️ app.yaml ⭐️ 新しくファイルを追加しましょう。
└── manage.py

app.yamlの中身はこちらを参考にしてください。

例ですが、以下のような形でファイルに書き込んでいきます。

runtime: python312 #pythonのバージョン

instance_class: F2 #使用するインスタンスのクラスを指定

entrypoint: gunicorn -b :$PORT config.wsgi:application 
# Google App Engine 上でアプリケーションを起動コマンド
# configの中のwsgiを使いますよと指定しています。上のファイル構成の「重要」の部分ですね。

handlers: #URLパスに対応する処理方法
# Matches requests to /images/... to files in static/images/...
- url: /images
  static_dir: static/images

- url: /.*
  secure: always
  redirect_http_response_code: 301
  script: auto

このあたりの設定は個々で異なるため、公式ドキュメントを参考にしながら記述していきましょう。
ここに関しては自信ないので。。。すみません!!!

gunicornのインストールとrequrements.txtの作成

コマンドを実行する場所は、自分の開発環境です。

(例) (venv) User Mysite %

app.yamlにてentrypoint: gunicorn ~ の記述をしたため、ginicornをインストールする必要があります。
以下のコマンドを実行してください。

pip install gunicorn

gunicornのインストールが完了後、requrements.txtを作成します。
requrements.txtでは、GAEのサーバーにどのようなライブラリをインストールするかを教えています。

pip freeze > requirements.txt

新しくファイルが作成されたと思います。
ファイル構成としてはこのような形です。

project                    
├── config                    
│   ├── __init__.py
│   ├── asgi.py
│   ├── settings.py
│   ├── urls.py           
│   └── wsgi.py
├── myapp                 
│   ├── __init__.py
│   ├── admin.py
│   ├── apps.py
│   ├── migrations  
│   ├── models.py
│   ├── tests.py
│   └── views.py                                
├── app.yaml
├── requirements.txt # BASE_DIR直下に作成されます。
└── manage.py

GAEへデプロイ

※こちらもコマンドを実行する場所は、自分の開発環境です。

Google Cloud SDKの認証コマンドを実行します。
以下のコマンドを実行後、自動でGoogle Cloud SDKの画面へと遷移します。

gcloud auth login

以下の画面が表示されていればOKです。

スクリーンショット 2024-09-03 13.12.13.png

command not found: gcloud が出る場合は、ホームディレクトリにgoogle-cloud-sdkフォルダを移動させていないのが原因かもしれません。

続いて、どのプロジェクトを対象にコマンドを実行するかを指定するため、以下のコマンドを実行します。

gcloud config set project 自分のプロジェクトID

Updated property [core/project].が出力されればOKです。

デプロイのコマンドは以下になります。

gcloud app deploy --project 自分のプロジェクトID

意味としては、gcloud app deploy コマンドを使ってアプリケーションを Google App Engine (GAE) にデプロイすることです。

流れとしては以下のようになります。

gcloud app deploy --project 自分のプロジェクトID
Services to deploy:

descriptor:                  [/Users/xxxxxx/xxxxxx/app.yaml]
source:                      [/Users/xxxxx]
target project:              [xxxxxxx]
target service:              [default]
target version:              [xxxxxxxxx]
target url:                  [https://xxxxxxxxxxx]
target service account:      [xxxxxxxxxxx]


Do you want to continue (Y/n)?  y

Beginning deployment of service [default]...
╔════════════════════════════════════════════════════════════╗
╠═ Uploading 4136 files to Google Cloud Storage                ═╣
╚════════════════════════════════════════════════════════════╝
File upload done.

Updating service [default]...done.                                                                             
Setting traffic split for service [default]...done.                                                            
Deployed service [default] to [https://xxxxxxxx]

⭐️ ログの確認はこのコマンドを使ってくれ〜 ⭐️
You can stream logs from the command line by running:
  $ gcloud app logs tail -s default

⭐️ Webでの表示コマンドはこれやで〜 ⭐️
To view your application in the web browser run:
  $ gcloud app browse

最後にアプリケーションが正しく動作するかをブラウザで確認してみましょう!!
以下のコマンドを実行してみてください。

gcloud app browse # このコマンドを実行

# 出力内容
Opening [https://xxxxxxxxxx] in a new tab in your default browser.

上記のhttps:// から始まるURLをWebで開くと閲覧ができると思います!

エラーがあった際はその都度修正します。修正が完了したら

gcloud app deploy --project 自分のプロジェクトID

gcloud app browse

を行い、再度デプロイ&Web表示させて確認してみましょう。
※DEBUG = Trueにしておくとエラー解決しやすくなります。

これにてデプロイは完了です! !
不安ばかりのデプロイでしたが、お疲れ様でした!!!!

参考記事

【初心者向け】DjnagoアプリをGAE(GCP)でデプロイする方法
https://note.com/saito_pythonista/n/n411bf9ccb02a

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