本書を手に取った背景
今の業務でイシューの管理をするというものがあるが、どのように勧めていこうか考えていたときにイシュー管理観点で有名な本書を読んでみようと思った。
結論
解決策ではなく、課題・イシューを明確にするという点に焦点を絞っている。
そのやり方を詳しく解説しており、今後活かせそうな知識も多分に含まれているため、ためになった。
本書のテーマ
イシューとは何かを追求する。
「何について答えを出すべきなのか」の考え方を紹介する本。
個人的なポイント
①一般常識をすてるところから
問題を解く→問題を見極める
解の質をあげる→イシューの質をあげる
知れば知るほど知恵が湧く→知りすぎると馬鹿になる
一つ一つを早くやる→やることを削る
数字の桁数にこだわる→答えが出せるかにこだわる
②イシューへのアプローチ
1日目 イシュードリブン イシューを見極める
2日目 仮説ドリブン イシューを砕き、ストーリーの流れを整理する
3,4日目 仮説ドリブン アウトプットのイメージを描く
5日目 メッセージドリブン 論拠と構造を磨く
③よいイシューの条件
1 本質的な選択肢
2 深い仮説がある
3 答えを出せる
④構造的な理解の4パターン
共通性の発見
関係性の発見
グルーピングの発見
ルールの発見
⑤ 知りすぎ
知れば知るほど「自分ならではの視点」がなくなる
⑥イシューを分解する型
新規事業だったら。。。
Where:どのような領域を狙うか
What:具体的にどのような勝ちパターンがあるか
How:具体的なとりくみをどのように実現するか
⑦分析とはなにか?
比較、比べること
フェアに対象を並べ違いを見ること
比較の軸が鍵になる
定量分析の型は
比較
構成:市場シェア、コスト比率、体脂肪率など
変化:時間軸の推移など
⑧エレバーターテストでストーリーをまとめる
⑨1チャート1メッセージ
今後やれること
社内でのイシュー管理に加え、分析業務でも使えそう
まとめ
一度本を読んだだけでは、身についている感じはなく何度も繰り返して実践する必要があると感じた。
それぐらい馴染みがなく、難しいと感じた本。