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「わかりやすい文章」の技術 読み手を説得する18のテクニック

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背景
仕事で記事を書くことがあるのですが、もっといい文章をかけるようになりたいと思い、本書を手に取りました。

本書のテーマ
「目的を達成する文書の書き方」を紹介しています。
そこに至るために「わかりやすい文章」を書く必要があります。書き手の意図を読み手にわかりやすく伝えることです。

個人的なポイント
1、点の理解と線の理解
内容が理にかなっていないと腑に落ちない。その原因はわかりにくい文章になっていることに原因がある。こういった文章では説得力がなくなってしまう。
わかりにくい文章とはA→Bという因果関係がきちんと書かれていないから。この関係性が整理され、紐付けられる文章になっていると「わかった」となる。これが点の理解。
点の理解ができたら、線の理解にうつる。これができれば、「そうそう、そのとおり!」となる。
物事を「わけて」おけば「わかり」やすい文章になる。
「分けて」と「分かり」は似てるが偶然ではない。

2、わかり易い文章を書くための5つの技術
構成の技術
レイアウトの技術
説得の技術
センテンスの技術
推敲の技術

3、同意を求める文章は説得する文章
説得力がない文章は線(因果関係)の説明が下手。

4、納得させる裏付けを書くには?
疑問に先回りして納得の行く解説を書いておく。

5、自分の感情を抑えて書くには?
定型文を使う。
感情的な文章は実務文に適していない。感情を隠して書かなければならない。抗議や非難文章は淡々とアナウンサーのようであるべき。感情が高ぶった文章は信頼を失う。

6、推敲をする
とりあえず書く、というパターンもあるがそういう文章は「身なりを整える」必要がある。
それを推敲という。
推敲を進める上で重要な基準は「文章の目的」「そもそもなんの目的でこの文章を書いてるのか?」と自問し続けること。

最も心に残った部分
私はもともと、とりあえず文章を書く派で、書ききった後に20回くらい適当な推敲をしていました。
それではだめだと思い、ある程度各内容を決めてから書き始めたものの、推敲を10回くらいする形になり、以前よりも工数が減り、まとまった文章をかけるようになりました。
後者のパターンで今後も記事を書いていきたいものの、手探り状態だったので、具体的にどんな部分に注目し、推敲をすればいいのかとかがわかったのが一番ありがたかったです。

また、文章を良くするために接続詞、助詞とはなにか?みたいな本を読みましたが、あまり活用できてなかったように思います。
本書では、接続詞の使い方、使う意図、使わない意図とかまで書いてあり、具体的な記述が多い内容になっています。

今後やろうと思うこと
・記事を書くときは目的を明確に
・文章の詳細な書き方について、本書を参考にする
・遂行するときはその目的を意識する
・構成の技術については他の本からも学ぶ

まとめ
文章を書くということも奥が深いなと感じました。
今まで、簡単な文章の書き方研修や本を1〜2冊読んだだけでしたが、色んな角度から情報を集めてかみくだくことが重要に思います。
私もアウトプットが大事ということで、読んだ本を1週間で3回くらいアウトプットしてみました。
やはり、実践することで見えてくる世界があります。

文章の書き方関連の本を読んでみて思うことは、ロジカルシンキングが根底にあるということ。
そして、そのロジカルシンキングが一番関係してくるのが、説得力。
これは打ち合わせの場面でも同じですが、これができてれば「おっ!」と思われることは間違いないです。

以前、上司に「ジェネラルなスキルをつけるといい!」「ロジカルで考えるべき」といわれたことがありますが、本をいろいろ読むたびにひしひしと感じます。

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