背景
会社の業務で外部向け記事を書くことになり、文章の基本を学びたい観点から本書を手に取りました。
本書のテーマ
論理的な文章を書けるようになること。
個人的なポイント
1,
管理職には30秒で伝えられる文章を書く。それくらい管理職は時間がない。
2,
書く技術は文章をたくさん書いていれば身につくものではない。しっかり学び、その上で文章を書くことで身についていく。
3,
総論ではそこだけ読めば詳しい情報がわかるほど詳細に書く。
4,
要約文を書くことで話がそれづらくなる。前のようやくとつなげる、一つのトピックを一つの文に書く、具体的に書く、完結に書く、文頭にキーワードを書く。
5,
既知から未知を意識する。未知から文章を書こうとすると意味が通らなくなる。
1番心に残ったこと
いろんな人の文章の悪い点を痛烈に批判しているので、そこそこ衝撃を受けました。でもここまで自分の意志を持って文章を読み、悪い点を指摘している。
それに加えて、どう書けば良くなるかまで書いてあるので、かなり参考になる。
そして、どんな有名な人も基本を守っていない文章を書いているんだなというのは励みになる。
やること
文章を書くとき、迷うことがあったらこの本に立ち返る。
まとめ
文章を書くときの辞書的な役割でこの本を読むのがいいと思う。
「「9マス」で悩まず書ける文章術」という本は、かなりラフな内容だったが、「書く技術・伝える技術」はとても堅苦しい内容になっている。
こんな内容を学校では教えてくれないので、文章で書く人ならぜひこの一冊は読んでおいていいのではないかと思った。