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【GCP】Cloud Identity / Workspace / Gmailアカウント の違いについて

Last updated at Posted at 2021-04-16

#背景
GCPを利用するには掲題のアカウントが必要ですが、それぞれどんな違いがあるかわかりずらいので、こちらにまとめます。

#各アカウントの違い
GCPを使いたい場合、アカウントの用意どうしよう?ってことも考えると思います。
でも、Goolgeに関するアカウントって、いろいろある。
その違いを簡単にまとめます。
それぞれが、なんとなく違うんだなってことくらいしか書いてないので、詳細を知りたい場合は、ググってください。

###Gmailアカウント
無料アカウントを作成してメールサービスを利用したいとき、アンドロイドを買ったとき、作成するのがこのアカウント。
簡単に取得できますが、このアカウントでもGCPを利用開始することができるのです。
個人向けとなっています。
セキュリティを少しでも高めるために2段階認証を使っておくことを推奨します。
gmailの他、カレンダー、chatなどいろんな機能も使えます。

#####特徴
無料でメールアカウントを作成できる
容量が15GBなので大量のメールを保存できる
迷惑メールフィルターが優秀
送受信メールの検索機能が充実している
送受信の機能が豊富
デバイスを破損・紛失してもデータが残せる
セキュリティがしっかりしている
メール以外のツールも使用できる

#####利用シーン
個人でメールアドレスの取得をする。
そのほかのツールを使用したい。

#####メリット
とにかくお手軽。無料でいろんな機能を使えるのはマジで神。

#####デメリット
完全に個人用なので、企業用で使うのは絶対にお勧めしない。

###Google Workspace
Googleが提供する企業向けグループウェアサービス
個人用のGmailとGoogle Workspaceの最大の違いは、Google Workspaceのリソースは、アカウントを所有する企業が、社員全てのアカウントとアカウント内のビジネスデータを一元管理できることです。
使える機能は似ていますが、Gmailは個人ユーザー向けに設計されているのに対し、Google Workspaceはビジネスやチームの視点で設計されています。
会社の独自ドメインのメールアドレスを使用してメールの送受信を行うことができます。
管理者が異なるユーザーのアカウント権限を管理できる「管理者コンソール」を提供しています。
アカウント発行機能があり、この機能によって作成されたドメインに紐づくアカウントもGoogle アカウントになります。
お申込みをする際は、事前にドメインの取得を済ませておく必要がありますので注意ください。

#####特徴
会社の独自ドメインのメールアドレスを使用してメールの送受信を行うことができます。
管理者が異なるユーザーのアカウント権限を管理できる「管理者コンソール」を提供しています。
アカウント発行機能があり、この機能によって作成されたドメインに紐づくアカウントもGoogle アカウントになります。

#####料金
いくつかプランがある
「Business Starter:¥680/月」「Business Standard:¥1,360/月」「Business Plus:¥2,040/月」

#####利用シーン
Google Workspaceのリソースは、アカウントを所有する企業が、社員全てのアカウントとアカウント内のビジネスデータを一元管理する。

個人Gmail Google Workspace(企業版Gmail)
設計 個人向け 法人向け
所有権 個人ユーザー 企業
個々のアカウントのデータへのアクセスは パスワードを知っているユーザー 企業の管理者
個人アカウントに関連する情報へのアクセスを要求する場合 ユーザーの許可が必要 初期からアクセス可能
人事異動により個人アカウントにアクセスできなくなった場合 アカウントに関連するすべてのデータやサービスへのアクセスが失われた場合は、再構築する必要があります データの保存、転送、元々利用していたサービスへの継続的なアクセスが可能

###Cloud Identity
IDaaS(Identity as a Service)ソリューション
Google Workspaceからアカウント発行、管理機能のみを使えるようにしたアカウントサービスになります。
ドメイン(組織)の管理下でアカウントを管理できます。
二段階認証も企業として設定必須にできます。
無料で50アカウントまで作成が可能
プランは、Free 無料(50アカウントまで)とPremium 1ユーザー/月/645円。使える機能も異なるので、詳細なページも記載⇒https://support.google.com/cloudidentity/answer/7431902#zippy=%2C%E3%83%87%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9%E7%AE%A1%E7%90%86
Cloud Identity を申し込むには、前述したGmail アカウントの作成と後述するプロジェクトの作成まで済ませる必要があります。

#####特徴
Google Workspaceからアカウント発行、管理機能のみを使えるようにしたアカウントサービス

#####利用シーン
IDaaS(Identity as a Service)ソリューションのみ導入したい
Google Workspaceからアカウント発行、管理機能のみを使えるようにしたい

#参考URL
https://onl.tw/bE22dVu
https://apps-gcp.com/gcp-basic-01-preparation/#i
https://onl.tw/WYecwkg

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