背景
先日サンカクという社会人インターンシップイベントプラットフォームのリブ・コンサルティング回に参加したとき、凄まじい能力を持った人がいて、読解力の重要性を感じました。
情報をくまなく集め、そこからアイデアを発案できる能力は読解力がポイントになりそうだと思ったので、ここの領域を深めたいと思いました。
なにで勉強すべきか調べていたところ、以下の動画に出会いました。
https://www.youtube.com/watch?v=wgj6Cde1T70
この方の言っていることが腑に落ちて、本書を手に取るに至りました。
以下に本の内容をまとめます。
本書の目的
読解力をつけるには読書量が大事。
読書量を増やす方法、いつ本を読むのか、読んだ本を忘れないようにするには何をすべきかについて事細かく書かれているのがこの本です。
本書に記載されていること
・読書によって得られること
・読んだら忘れない読書術
・本の選択術
・電子書籍と紙の本の違い
個人的なポイント
1.月に7冊読めばライバルとの差がつく
インターネットで何でも調べられる現代。読書をする人も少なくなってきたように感じますが、私もその一人でした。仕事で必要になった情報を都度都度調べていたのですが、継続して読書をするとか、好きな本を読むということはあまりしてきていません。
本書には読書をすることで仕事上のメリットも書かれており、月に7冊以上読む人は文化庁の調査だと3%くらいになっているそうです。
本を効率的に読み、内容を忘れず、仕事に活かすことができれば、間違いなくライバルとの差をつけられる。
私は、資格取得とかのほうが明確に人との差がつけられると感じていましたが、こういう観点がなかったので衝撃を受けました。
2.読書で記憶力、思考力、集中力、情報処理能力、共感力、コミュニケーション能力、創造力が鍛えられる
ビジネスにはどれも必要な能力ですよね。これらが読書で得られるなら嬉しい限りです。
思い返してみると、読書を趣味としている方ってこういう部分に長けているな〜と思ったりしました。
3.本を読んだの定義は「内容を説明できること」「内容について議論できること」
これも今の仕事に直結してて、感銘を受けました。
調べたはいいものの、適切な情報共有をできなかったり、それについて議論できなければほぼ意味がありません。
そレができるようになる訓練のためにも読書は有用なのかもしれません。
4.読書は量よりも質
ここが読解力に関わってくる部分かと思います。
前段で量の話をしておきながら、さらに質にもこだわるという読書に慣れていない人間にとっては「そうですよね。。。」という感じるところです。
でも、説明や議論ができるようになるにはここが大事ですよね。
5.たくさん読むよりも何を読むか
やはり量より質なんだなということがこのあたりでわかってきました。
自分が楽しいと思える本を読むことで、本に対して真剣に向き合える。
それが血となり肉となり、ビジネスに活かせるのだと思います。
本の主題「読んだら忘れないようにするには」
アウトプットが最も重要と述べています。
学んだことを忘れないようにするには3回位復習する必要があるという情報は耳にしたことがある人もいるかと思いますが、本書では1週間に3〜4回のアウトプットを実施するということでした。
アウトプットの方法は
・本にマーカーを付ける
・人に進める
・SNSで発信する
・ブログに記事を書く
等が挙げられていましたが、これらを1週間に実施することで忘れづらい内容になっていくのです。
まとめ
読解力をつけたいと思って手にした本ですが、読書術を色々学べて非常に有益でした。
仕事でも「一度調べたことを忘れないようにするにはどうしたらいいんだろう?」と思うことが多々有り、アウトプットがポイントなんだとすごく身にしみました。
そういえば、仕事ができる人もアウトプットの重要性を説いていたなと思い出しました。
あと、仕事で以下のようなアウトプットを出すのですが、これらを実施した調査対象は記憶に残っているなと感じます。
・社外ブログの作成
・検証内容をリーダーに報告
・検証内容をチームに共有
・お客さんとの打ち合わせのために調べたこと
自分以外の人に見せたり聞いてもらったりするアウトプットほど身につきますが、自己完結してしまうと忘れてしまうケースが多いのかなと思います。
読書によりジェネラルな能力をもっと培って行きたいと思います。