本書を手に取った背景
コンサルファームに転職したいとおもったので。
今、セキュリティ製品のプリセールス。
もっと客側と並走して会社のセキュリティ課題に取り組みたいとおもった。
本書のテーマ
コンサルティングファームに入りたいとおもっている人に向けて
・これまでどんな人が受かっているか
・今、受かるためには何が必要か
・入社後活躍するには何に気をつければいいか
について、ファクトベースで記載されている。
個人的なポイント
① ロジカルシンキングの先にあること
洞察力、観察力、思考スピードの向上につながること。
ロジカルシンキングがフューチャーされがちだが、その先にあることをしれて、かなり腑に落ちた。
② 仮説思考ができるようになる
いわゆる、自分独自の考えをもてるようになる。
世の中の自分の考えないな〜と感じる人は、これができてない。
①を繰り返すことができるのがコンサルの強みであり、これを究極に極めることでシニアパートナー、その上を目指せるようになる。
③ おすすめできないエージェントは?
これは自分の今後のお客様対応に活かせるかと思ってピックアップした。
出てくる項目としては、紹介するファームが少ないとか、短期間で決めようとするとか。
最近、エージェントとも話すようになって感じるのだが、以下のようなことをはっきり言ってくれるほうが頼りになる。
・自分を通すメリットは?
・面談の練習もちゃんとやる
・フェーズを区切って会社を紹介する
これだけ転職も主流になってきているので有象無象もくさるほどいる。
そんな中で、その人といっしょに職をさがすメリットは何なのか、なぜその人なのかを転職者側も考えるべき。
④ ロジカルシンキングはケース面接の対策になる
コンサルファームはケース面接がある。
その時に上述した能力を見定められるらしい。
コンサルは「新しい着眼点を提供する」という点も大事な仕事の一つであり、ありきたりな考察しかできないなら、そのコンサルを使うバリューがない。
ケース面接の対策ももちろんだが、今後の活躍を考えてもやはりこの能力の高さがポイントになる。
⑤ 想像力のベースが観察力・洞察力
その人独自の切り口は、想像力も大事。
その基盤は観察力・洞察力。
知識などをインプットするのも大事だけど、想像力を働かせるコツも身につける。
なにかトラブルが発生してもふわっと解決策が浮かぶ人は、経験だけではない。
⑥ 常にスタンスとる
なにか考えなきゃいけないことが出てきたら、自分の意見を必ず持つ。
どっちつかずが一番いけない。
今後やれること
・上述した能力を養う。
まとめ
コンサルファームに入れなかったり、目指していなくてもロジカルシンキング〜洞察力〜考察スピード向上を図りたいという人も読んでみたら嬉しい内容です。
「何をするときもロジカルシンキングしちゃうんですよね〜」とマウント取ってくる人がいて、ロジカルシンキングを毛嫌いしてしまうと思いますが、本書のようにロジカルシンキングの先に何があるかを体系的に教えてくれるのはすごくいいです。