前置き
仕事で__python__に触る機会に恵まれたので、せっかくだからVisualStudioで開発する事にした。
https://www.visualstudio.com/vs/python/
importやらpipやら何もしなくても用意されている環境は素晴らしいが、
dlibはpip installでサクッと……はいかなかったので、なんとしてでも仲良しになろうとしたメモ書き。
環境
windows 10 Enterprise
Visual Studio 2015
Visual C++ 導入済み
Python Tools for Visual Studio 導入済み
cmake
とりあえずcmakeが必要なのでインストールする。
私はChocolateyがとても好きなので、皆さんもぜひ使うようにしましょう。
$ choco install cmake
その後、C:\Program Files\CMake\bin
へPATHを通しましょう。
Boost
BOOSTまわりは下記ページを参考にしました。ありがとうございます。
http://tadaoyamaoka.hatenablog.com/entry/2016/09/22/223507
BoostはC++の巨大ライブラリ群で、闇のC++erならだいたい知ってるすごいやつです。
Boostの公式へ行き windows binaryes
から最新の環境にあったものをDLします。
その後 ダウンロード→解答したディレクトリへpowershell上で移動しましょう。移動したら下記を実行しましょうね。
$ ./bootstrap.bat
$ ./b2 install
$ ./b2 -a --with-python address-model=32 toolset=msvc runtime-link=static
address-modelが64だと、後の処理で怒られたので32にしています。
ちなみに私はこの時、pyconfig.hppだかが無いと怒られましたので下記パスをPATHに通しました。
Pythonのバージョンが違うようならよしなに修正してくださいね。
%LOCALAPPDATA%\Programs\Python\Python35-32;
Boostのビルドが通ったら VisualStudioを再度開いて、projectを右クリック(ソリューションではない)し、
OpenCommandPrompt Here
をクリックし、cmdを立ち上げる。
cmdにBOOSTのパスを通す、ディレクトリの位置については各自変えてくださいね。
$ set BOOST_ROOT=C:\boost_1_61_0
$ set BOOST_INCLUDEDIR=C:\boost_1_61_0
$ set BOOST_LIBRARYDIR=C:\boost_1_61_0\stage\lib
そして実行へ
$ pip install dlib
Collecting dlib
Using cached dlib-19.1.0.tar.gz
Installing collected packages: dlib
Running setup.py install for dlib ... done
Successfully installed dlib-19.1.0
やったぜ。
後は使えるかどうかを確認だ!
→ 使えました やったね!