概要
今年3月に大学院を卒業することになりました。
しかし私の大学生活は、主に研究をうまく進めることができず、かなり反省点の多いものとなりました。
そこで、新社会人としてのスタートを切る前に、これまでの失敗を振り返り、今後同じ失敗をしないように何をするべきかを考えてみました。
これから大学や大学院に進学する方々には、「こんな人間にはならない」という反面教師として見てもらえれば嬉しいです。
反省点
長期的な目標・計画を立てるのが苦手
- エピソード:学会までの期間に、調査・実装にどれくらいの時間を使い、いつから実験を始め、いつから論文を書き始めるかの計画を立てて行動することができなかった。その結果、目標設定した学会に何度も投稿することができず、研究の方針を何度も変更せざるを得なくなった
- 分析
- 物事の取捨選択ができず、実現可能性の高い計画を立てるのが苦手
- 設定したタスクの難易度に対して、自分の能力が不足している
- 打ち手:SMARTの法則で目標を立て、具体的な短期目標へと落とし込む
先延ばし癖がある
- エピソード:研究で「こうしたらよいのでは」という方向性がでてきた直後、急激にやる気がなくなって暫く趣味にのめり込んでしまった
- 分析:興味があることに対しての好奇心が勝ってしまい、面倒なタスクに手を出すのがおっくうになる。面倒なタスクに手を出すことによる新たな問題の発覚が怖い
- ピアーズ・スティール氏いわく、先延ばしには3つのタイプがあり、その中でもトム型は「衝動にかられやすい、目先の欲求を満たすことを優先」してしまう。私はこのトム型の傾向が強そう
- 打ち手
- 行動分析を行う → やめたい行動のきっかけや行為、結果を置き換えるトレーニング(環境を変える)
- 10秒アクションの実践(少しでもいいからまずは手をつける!)
- スモールゴールを設定(小さい成功体験を積んで自分に自信をつける)
取り組んでいるタスクの問題点に気づけない、または気づいてもそれを無視してしまう
- エピソード
- アドバイスを十分に理解していないにも関わらず、その場で「わかりました」と答えてしまい、後になってやはりわからなかったという事態が頻繁に発生した
- 相手の意見で不明な部分に対しての疑問や自分なりの考えを主張できず、言われたらそのまま鵜呑みにしてしまう事が多かった
- 分析
- 思い込みが激しい
- 知識不足・経験不足なため、自分の判断に自信がない
- 打ち手
- タスクに対する知識を身に着ける(自分の判断に自信を持てるようにする)
- 不明点について15分は自分で解決を試み、15分経って解決しない場合他人に聞く(Googleの15分ルール)
相手を説得する力が足りない
- エピソード:研究における自身の考え・実験内容を説明したが、何度も質問され、結局相手の疑問を払しょくできることができなかった
- 分析
- 言語化能力・読解力不足で、認識の齟齬が発生する
- 取り組んでいるタスクに対する理解が乏しい
- 打ち手
- 相手の立場を理解する:相手が前提を全て知っているわけではないし、時間がたてば忘れる。「相手に理解してもらう」事を前提とした主張が必要
- 言語化能力・読解力を身に着ける。ロジカルシンキングを身に着ける→自分の主張に自信を持てるようにする
自身でアイディアを考え検討する力が不足している(ゼロイチ)
- エピソード:自分でアイデアを検討し、実験も行ったが、数ヶ月後にそれが不可能だと判断し、後戻りすることになってしまった。アドバイスをそのまま鵜呑みにし、後で自分の中で理解ができていなかったことが判明した
- 分析
- 自分で考えることに対する苦手意識が強い(自信がない、失敗を恐れている)
- 発想力が無い
- 打ち手
- デザイン思考力をつける
- 日ごろから5W1Hやマトリックスによって論理的にアイディアを考える
- アイディアに対する理解を深めることを忘れない(why? so what?を繰り返す)
まとめ
今回は自分の中で特に問題だと感じた反省点を上げましたが、自己分析をすることで自分が持つ課題を大量に見つけることができました。
そしてそれらの多くは社会人になっても大事になる要素が多いと考えられるので、少しでも改善できるように頑張っていこうと思います。
参考サイト