概要
2023年が始まり、そろそろ本選考の準備が本格化する時期だと思います。
しかし就活をまだ始めたばかりの人もいるはず。
そこで本記事では、就活で最も重要なフェーズの一つである「自己分析」を進めるうえで参考にしたツール・イベントをまとめています。
自分が就活で活用したツール等を紹介していますが、あくまで個人の意見である事を予めご了承ください。
そもそも自己分析とは
就活をしている方なら一度は耳にする「自己分析」というワードですが、具体的にはどんな事をするのでしょうか?
就職情報サイトのマイナビは自己分析を以下のように定義しています。
就活における自己分析とは、自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析し、自分の『強み』を見いだすことです。
同様に、自己分析の目的を以下のように紹介しています。
【1】将来の目標やキャリアプランを見つけるため
【2】自分自身の価値観を明確にするため
【3】長所や短所などの特徴を見つけるため
【4】自己PR・志望動機を具体的にするため
私はさらに「企業の取捨選択ができ、就活によって時間・メンタルが食いつぶされることを防ぐ事」が自己分析の目的の一つだと考えています。
昨今コロナ禍の影響により選考の多くがオンラインに移行しました。確かに移動もせず様々な企業を見ることができるので選択肢が増えたのは事実ですが、一方で選択肢が多すぎて片っ端から参加していると時間と体力とメンタルが持っていかれます(実体験)。
そのため、自己分析を最初に行い、自分に合わない企業の選考を切り捨てる必要があるのです。
また自己分析は就活だけでなく、社会人になってもキャリアを考えるための重要な作業になります。就活だけだからと何となくで終わらせず、今後の予行演習だと思って取り組むと良いかもしれません。
自己分析で使えるツール・イベント
モチベーショングラフ
モチベーショングラフとは、自分の過去を曲線グラフを用いて振り返り、人生のモチベーションが高い時と低い時を可視化する方法です。これにより、自分がやる気をもって出来る仕事や働き方を考えることができます。
メリット
- 曲線グラフを書くことで過去を可視化できる
- やりがいを持てる仕事や働き方の傾向を掴める
- 自分の短所も同時に振り返ることができる
デメリット
- 細かい振り返りをするのが難しい
- デジタルツール上で実施するのが少し面倒
テンプレートを提供しているサイト
https://offerbox.jp/columns/20436.html
マインドマップ
マインドマップとは、中心となる概念から様々なアイディアや情報を分岐させていく手法です。これにより、自分が過去何を考え決定したか、自分史を簡単にまとめる事が可能です。また自己分析だけでなく、企業分析にも用いることが可能です。
メリット
- 連想ゲームのように脳内を整理可能なので、悩みにくい
- 様々な内容について作成可能
- 大量の情報をまとめる事が可能
デメリット
- 情報量が増えると、視認性が悪くなる
- 文章としてまとめるのは難しい
おすすめのマインドマップツール
- MindNode…デザインがおしゃれかつ使いやすい。Windows版はなく、Mac版とiPhoneアプリが提供されている。
- GitMind…PC、スマホなどデバイス問わず使用可能。シンプルな使い心地。
診断ツール
診断ツールとは、複数の質問に回答し、自分が属する性格や傾向にが示されるツールです。診断ツールは占いだけでなく、自己分析をする取っ掛かりとしても有用です。
メリット
- 所属から思考傾向や長所短所を知ることが可能
- 手軽に自己分析を行うことが可能
デメリット
- あくまで一般的にはどうかという点しかわからない
- 診断だけでは自己分析不足
- 鵜呑みにするのは危険
おすすめの診断ツール
-
16TEST…16種類の性格に分類される性格診断ツール。Webだけでなく、アプリ版もある。
- 16Personalities…16TESTと同様16種類の性格に分類する。英語だが、無料で詳細な結果を出してくれる。
- VIA-IS…VIA研究所が提供するストレングスファインダーツール。全部で24種類の強みに分類されており、そのうちトップ5が「自分を特徴づける強み」になるとのこと。無料で受けられるが、英語。
- エニアグラム診断…9つの性格に分類される診断ツール。エニアグラムという幾何学図形から今後のポジティブ・ネガティブな成長についても推測可能。
企業インターンシップ
企業のインターンシップの中には、企業説明だけでなく、自己分析や就活について相談・考える場を設けているものもあります。自分の興味がある企業でそのようなインターンシップが開催されていれば、積極的に参加してみましょう。
メリット
- 企業の採用側が求めている人物像を知ることができる
- 企業分析と自己分析を同時にできる
デメリット
- 興味のない企業を受けすぎると、本命に割く時間が減る
- 自己分析について事細かにサポートしてくれるわけではない
おすすめ企業インターンシップ
- ライブレボリューション…自己分析・企業分析など就活について、非常に手厚い説明がある。ダウンロード版の資料をもらえたりする。
2023年1月時点では終了してしまっているようです。
その他のツール
- Scrapbox…デジタルノートツール。とにかく書きなぐりたい方向け。企業分析もできる。超おすすめツール。
- Notion…タスク管理からメモまで一元管理可能な多機能ツール。就活用のテンプレートも提供されているなど、とにかくカスタマイズ性が高い。
- 友人や家族…ツールではありませんが、一人で実施することが難しければ、人に頼るのも手です。自分がどういう人間と思われているかを知ることも大事な自己分析になります。
まとめ
自己分析は己との戦いとなり、つらくなる場面もあるかもしれません。しかしこのフェーズを蔑ろにすると、後々強烈なしっぺ返しを食らう可能性があるため、時間をかけて実施するのがお勧めです(戒め)。
この記事が、自己分析を進める上で役立つことを願っています。
参考サイト