チーム開発する上で、コーディング規約は重要です。
linter や formatter などを用いてコーディング規約を実装するのが一般的かと思います。
本記事では vue-cli 3 環境での Prettier (code formatter) 実装について説明しています。
とは言っても設定内容を公開するだけですが。
Prettier 環境の準備
Prettier と webpack のプラグインをプロジェクトにインストールします。npm
の代わりにyarn
でも構いません。
$ npm i -D prettier prettier-webpack-plugin
vue.config.jsを編集
vue-cli 3 で作成したプロジェクトは、webpackの設定をvue.config.jsファイルに記載することができます。
Working with Webpack | Vue CLI 3
下記の記述を行うとbuild毎にPrettierが実行されます。
const PrettierPlugin = require('prettier-webpack-plugin')
module.exports = {
configureWebpack: {
plugins: [
new PrettierPlugin({
singleQuote: true,
semi: false,
tabWidth: 2,
printWidth: 200
})
]
}
}
備考
Prettierが.vue
と.ts
に対応しているため、私はこれでTypeScriptで書いた.vue
ファイルをformatしています。
別途 linter は vue-cli 3 標準の tslint 設定を少しチューニングしたものを利用し、エディタでエラー表示するようにしています。
エディタの formatter 機能を使う手もありますが、チーム開発する場合、個々のエディタを指定するようなことはしたくないので、プロジェクトの方で設定できるのがいいですね。