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ns3を扱うための概念について

Last updated at Posted at 2019-06-26

本記事の注意

本記事は初学者向けに書いているため、誤った表記があるとは思いますが、わかりやすさを優先しているためこのようにしています。
ご了承ください。

ns3とは

ns3とは離散型のネットワークシミュレーターである。
ns3のプログラムを作る上で重要な要素がいくつかある。

ネットワークの通信には、TCP/IPやOSI参照モデルなどの概念が存在しているが、ns3もそれらの概念を取り入れている。たぶんだが、TCP/IPモデルが近い。
ns3ではコンテナのように組み合わせてプログラムを作成していく。
ns3は主に4つのコンテナが存在している

  1. NodeContainer
  2. DeviceContainer
  3. InterfaceContainer
  4. ApplicationContainer
これら4つは4つで一つのものであることを忘れないように!

これらの4つ一つ一つに、補助をするhelperと呼ばれるパーツが存在している。

1. NodeContainer

NodeCountainerは扱うノードが何であるかを示すもの!
例えば?
PCなのかスマートフォンなのかルータなのかなど

実際にPCノードを2台生成してみよう。

Node
NodeContainer pc_nodes; //pc_nodesの部分は自由に決めれる
pc_nodes.create(2); //2台のpcを生成している

2. DeviceContainer

DeviceContainerはノードが持っている通信機能はなんであるかを指定するためのもの!
例えば?
イーサネットなのかWiFiなのかBluetoothなど

実際にPCノードにイーサネット機能を付与してみよう!

Device
NetDeviceContainer pc_devices; //pc_nodesのためのデバイスを作成
PointToPointHelper pointToPoint; //イーサネットに決定
pc_devices = pointToPoint.Install (pc_nodes); // PCノードに機能を追加

3. InterfaceContainer

InterfaceContainerはみんなが使っているWIFIやスマートフォンのセルラー回線にはそのネットワークのデバイス(部品)ごとにIPアドレスって呼ばれる番号が付与するためのもの

実際にPCノードに付与されたデバイスにIPアドレスをつけてみよう

Interface
Ipv4InterfaceContainer interfaces; //pc_deviceのためのインターフェースを作成
InternetStackHelper stack; //後日記入
stack.Install (nodes); //後日記入
Ipv4AddressHelper address; //アドレスの設定をするための部品を生成
address.SetBase ("10.1.1.0", "255.255.255.0"); //アドレス空間を10.1.1.0~10.1.1.255に※設定サブネットマスクの設定が"255.255.255.0"であるため
Ipv4InterfaceContainer interfaces = address.Assign (pc_devices); //pc_deviceにIPアドレスを付与

4. ApplicationContainer

ApplicationContainerは、シミュレーションがどんな通信をするのかを設定するためのもの!
例えば?
AさんはUDP通信でBさんのpcへ通信したいなぁみたいな感じ!

実際にAさん(ノード番号0)はBさん(ノード番号1)に通信してみよう

Application
ApplicationContainer apps; //通信シナリオを作るためのアプリケーションを作成
OnOffHelper onoff ("ns3::UdpSocketFactory",Address (InetSocketAddress (interfaces.GetAddress (1), port))); //Bさんに通信が来るように設定
onoff.SetConstantRate (DataRate ("448kb/s"),512);
apps = onoff.Install (pc_nodes.Get (0)); //Aさんが通信をするように設定
apps.Start (Seconds (1.0)); //開始時間
apps.Stop (Seconds (2.0)); //終了時間

やったー完成

次の記事は、ns3における無線通信の基礎になります。お楽しみに

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