14
12

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Chrome拡張の入門として、Chatworkで使える拡張を作りました!
下記のstepsに従ったら、自分でも作れるよ!

##Manifestを書きましょう
Chrome拡張を書こうとおもったら、まずはManifestです。このJsonファイルがないと、どんだけコードを書いても、Chrome拡張としてリリースできない。

まず、上の部分:

{
  "manifest_version": 2,

  "name": "ChatWork_TO_@Shortcut",
  "description": "チャットワークメッセージで「@@」を入力するとキーボードでTOを選択できる",
  "version": "1.0.1",

ここで、拡張の名前、内容とバージョンを設定する。
Chromeで使うmanifestバージョン「1」
が対応されていないため、
manifest_versionも2に設定しないといけないらしいです。

次に、browserが起動すると、拡張の行動を書く。今回は簡単なので、iconだけを設定します。iconファイルは現在のフォルダーに保存されている。

  "browser_action": {
    "default_icon": "icon.png"
  }, 

その下に、content_scriptsを追加します。ここで、どんなurlに有効すると何のスクリプトを読み込むのを設定する。自分はchatworkの全てのチャットで使うので、「*」を書きました。
Javascriptも使うので、2つファイルを読み込みました。

  "content_scripts": [
    {
      "matches": ["https://kcw.kddi.ne.jp/*"],
      "js": ["jquery-3.1.1.js","ChatworkAtMarkTo.js"]
    }
  ],

最後に、permissionsを追加します。この部分はChromeから拡張になんの情報を渡すかを設定する。

  "permissions":[
    "tabs"
  ]

全体的にmanifest.jsonは下記のようになります。

{
  "manifest_version": 2,

  "name": "ChatWork_TO_@Shortcut",
  "description": "チャットワークメッセージで「@@」を入力するとキーボードでTOを選択できる",
  "version": "1.0.1",
  
  "browser_action": {
    "default_icon": "icon.png"
  }, 
  
  "content_scripts": [
    {
      "matches": ["https://kcw.kddi.ne.jp/*"],
      "js": ["jquery-3.1.1.js","ChatworkAtMarkTo.js"]
    }
  ],
  
  "permissions":[
    "tabs"
  ]
}

これを自分の拡張フォルダに保存して、次Javascriptに行きます。

##Javascriptを書きましょう

本拡張はJavascriptのJqueryを使うので、manifestにjqueryファイルもインポートしている。
コードは下記のように。

jQuery(function () {
  //@@が削除されたかのflag
  var replacedAtMarks = false;
  //メッセージ内容boxにキーを打った(keyup)後で実行されます
  $("#_chatText").keyup(function (){
    //チャット入力textareaの内容を取得
    var text = $(this).val();
    //'@@'を探す正規表現
    var regExpAtMark = new RegExp('@{2}'); 
    
    //内容にどこかで「@@」が入力されたを判断する
    if(regExpAtMark.test(text)){
      //TOボタンをクリック。メンバーの選択はキーボードでもできる。
      $('#_to').trigger('click');
      //「@@」の分だけを削除する
      $(this).val(text.replace(regExpAtMark,''));
      //@@を削除したよ!
      replacedAtMarks = true;
    }
  });
  
  //@@を押すと、TOのリストが出てくるけど、その後ESCキーを押したら、
  //メッセージ入力画面のfocusが外れる。それを避けるため、下記のfunction
  $(document).keyup(function (e){
    //@@が削除されていた後にESCキーを押すと
    if(e.which == 27 && replacedAtMarks){
      //メッセージ入力画面にfocusを戻す
      $("#_chatText").focus();
      //flag reset
      replacedAtMarks = false;
    }
  });
});

簡単に言うと、Chatworkの入力画面でメッセジを入力した後、正規表現で文字列に「@@」があるかを判断して、TO画面をJqueryでクリックする。その後、「@@」を削除する。

##Chromeで使いましょう!

この2つファイルと自分で精製したicon.pngを1つのフォルダに入れて、Chromeブラウザを開く。

chrome://extensions/

までに移動して、'Load unpacked extension...'ボタンを押す。ここで、保存しているフォルダを指定して、そのままchrome拡張を使えるようになる!これで完成です!
(chrome webstoreで公開するのはまた別の記事で!)

14
12
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
14
12

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?