2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

RTX830のSSHに公開鍵認証で接続しよう RTX830で遊ぼう その4

Posted at

セキュリティ上、問題ありの平文での通信であるTELNETから卒業し公開鍵認証のSSHを使おう

前回の記事

TELNETやHTTPのような暗号化されていない通信経路を使うのは危ない

RTX830のTELNETは、なんの設定もしなくても使えるので便利ではあるのですが、通信が暗号化されない古い仕組み。通信を傍受されないようにSSHを利用することにしました。
RTX830も現行機種であるとはいえ、5年立っている代物。次世代機種ではコンソール接続がSSHが標準で、WEB_GUIもSSLがデフォルトになるかな?

まずはSSHサーバーのホスト鍵の生成をしよう

administratorで管理者としてログイン
WS000003.JPG
コンソールでsshd host key generateと打ち込みます。設定が終了するのに少し時間がかかります。
WS000004.JPG
以下の画面になれば設定が反映されている状態です。
WS000005.JPG

PuTTY Key Generatorで秘密鍵・公開鍵のペアを作る

Yamahaの公式サイトによると、RTX830のSSHサーバー機能の公開鍵暗号アルゴリズムのなかで一番暗号強度が高いものは、ecdsa-sha2-nistp521とのことなので、暗号アルゴリズムにはこちらを採用しました。
PuTTY Key GeneratorParametersのECDSAのnitp521を選択。
WS000007.JPG
Generateをクリック
WS000009.JPG
プログレスバーの下辺りの何もない部分でマウスを動かし続けると鍵のペアが生成されます。
WS000010.JPG
Key passphraseは任意のようですが、セキュリティを考慮して今回は設定しました。モザイク部分は接続に必要なデーターですのでマスキングさせていただきました。
WS000011.JPG
Save Public keyで公開鍵 Save private keyで秘密鍵が保存できます。
任意の場所に保存してください。
WS000013.JPG

作った公開鍵をRTX830に登録する

次にRTX830のコンソール上でpublic key for pasting into OpenSSH authorized_keys file:の下にあるecdsaを含めた文字列すべてを利用しますのでコピーしておきます。
import sshd authorized-keysと入力し、先ほどコピーした文字列をコンソールに貼り付けます
WS000015.JPG
WS000016.JPG
公開鍵のインポートを促されますので、Yを入力し、適用後、ConfigをSaveします。これでRTXでの作業は終了です。
WS000020.JPG

PuTTYでSSH接続の設定をする

Host Name欄に、ルーターのIPアドレスを入力し、SSHにチェックを入れる
WS000022.JPG
先程保存しておいた秘密鍵をAuth→ Authentication parameters→ Private key file for authentication:のBrowseをおして選択する。
WS000026.JPG
任意の名前をSaved Sessionsに入力しSaveで保存したあとOpenを押す。
WS000022.JPG
設定が正しければ、下記の画面がでてきますので、login asは空欄、Passphraseには、公開鍵、秘密鍵を作ったときに入力したPassphraseを入力するとログインすることが出来ます。
WS000024.JPG
WS000023.JPG
以上で終了です。

なお、このSSHの設定に問題がなく、今後TELNETを使わないのであればTELNETサーバー機能を停止することをおすすめします。
コマンドはtelnetd service offです。

※ 参考にしたサイト

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?