弊社Amaziaではバックログの管理にZenHubを使用しています。
これまでSprint期間中のタスクをまとめるためにMilestoneという機能を使っていましたが、Sprintという専用機能が追加されたようなので、設定してみました。
Milestoneとの違い
Sprintはあらかじめ決められた期間(よくあるのは2週間)を繰り返し実施するため、最初にスケジュールを選択すると、自動的にそれ以降のSprintを作成してくれます。
はじめに3回分のSprintが作成されて、それ以降はSprintが完了するたびに先のSprintが自動で作成されるようです。
ZenHub will automatically create 3 Sprints. New Sprints will be created continuously as each Sprint ends:
これまではSprintのたびにMilestoneを手動で作成して期間を指定する必要があったので、自動化されるとかなり楽ができそうです。
Sprint計画の仕方
SprintへのIssueの追加はfilterなどで一括選択して Set Sprint
ボタンからSprintを選択する。
もちろん個別のIssueから選択することも出来ます。
この辺はMilestoneやReleaseの使い方と同じですね。
便利機能
Sprintの設定で2つのオプションが選択出来ます。
- Move unfinished Issues to the next Sprint
- Automatically build new Sprints from the backlog
Move unfinished Issues to the next Sprint
Sprintの期間中に完了しなかったIssueを自動的に次のSprintに引き継いでくれる機能です。
Sprintをまたいだ場合は前後の両方のSprintに所属した状態にになるようです。
これまでのMilestoneではどちらに所属させるか悩むことがありましたが、より実態に近い管理ができるようになりました。
Automatically build new Sprints from the backlog
あらかじめ決められた Story point にあわせて自動的にSprintに含めるIssueを決定してくれる機能です。
前のSprintが完了したタイミングで指定したPipelineのIssueからStory pointの上限に達するまで自動的にIssueを追加してくれるようです。
単一プロダクトの組織では便利な機能だと思いますが、弊社のように複数のプロダクトを並行開発する環境では使い所が難しいと思います。
課題
現状では一度決めたスケジュールからの変更が出来ないようなので、GWや年末年始でスケジュールがズレる場合に対応出来なさそうです。
まとめ
これまでMilestoneを使っていて使いづらいと感じていた点が解消されていると感じました。
まだ荒削りな印象ですが、積極的に使っていきたいと思います。