この記事について
連載です(>_<)b
Linux(Manjaro&Ubuntu)でのSQLサーバの構築に始まりCLI/GUIクライアントの設定、加えてPython、C++APIの利用法を軽く紹介します。(てんこもりだね。)
第一回目はMySQLのインストール方法について書きます。
Manjaro、Ubunut以外の他のディストリに関してはコマンドを置き換えるだけで(pacmanとか?)行けると思います。Windows、macに関してはここでは取り扱いません。あしからず。
MariaDBのインストールとセットアップ
Manjaroでのインストール方法
インストールはpacmanからいけます。
sudo pacman -Syyu
sudo pacman -S mariadb
うまくインストールできたかどうかは下のコマンドで確認できます。
sudo sysctl mysqld # mariadbを起動
mysql -u root -p
このコマンドはrootユーザ(-uオプション)でパスワード認証(-p)してローカルのsqlサーバにログインすることを意味しています。
インストールがうまくいったことを確認したら、セキュリティの設定を行います。
セキュリティ関連の設定を自動的に行ってくれるスクリプトmysql_secure_installationを実行します。
sudo mysql_secure_installation
スクリプト実行中にいろいろ質問されます。とりあえずYesと答えておきましょう。
mysqldをサーバのサービスに登録します。
sudo sysctl enable mysqld
サーバを再起動してサービスが起動しているか確認しましょう。(確認は大事)
サービスが正常に起動できたかは以下のコマンドで確認できます。
journalctl |grep sql
Debian系Linuxでのインストール(ubuntu、Linux mint、etc...)
Debian系のLinuxではレポジトリが用意されています。
用意されたレポジトリを使うにはバージョンを正しくしる必要があります。
サーバマシン上で以下のコマンドを実行します。
cat /etc/lsb-release
このコマンドはインストールされ。ているディストリのバージョンを示します。
出力の一例は以下に示します。
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=16.04
DISTRIB_CODENAME=xenial
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 16.04.1 LTS"
xenialのubuntuが動いていることがわかります。
このサイトにアクセスしてこれらの情報とレポジトリのミラー、インストールするmariadbのミラーを入力します。
すると、ページの下部にインストールに必要なコマンドが表示されます。
後はこれらを端末で実行してみます。
私のubuntu(xenial)では以下のコマンドを実行すると最新の安定版のmariadbが入ります。
udo apt-get install software-properties-common
sudo apt-key adv --recv-keys --keyserver hkp://keyserver.ubuntu.com:80 0xF1656F24C74CD1D8
sudo add-apt-repository 'deb [arch=amd64,i386,ppc64el] http://ftp.yz.yamagata-u.ac.jp/pub/dbms/mariadb/repo/10.1/ubuntu xenial main'
このコマンドはレポジトリを追加しています。
sudo apt update
sudo apt install mariadb-server
ローカルのソフトウェア情報を更新してmariadbをインストールしています。
忘れずにセキュリティの設定を行いましょう。
manjaroの時と同様にセキュリティ設定スクリプトを実行します。
sudo mysql_secure_installation
インストールし終わったらmariadbを起動します。
sudo sysctl start mariadb
きちんとインストールできたかを確認しましょう。
manjaroのときと同様に
mysql -u root -p
これで正常に起動できればOK。